小学生から高校生までのメンバーで結成された、プラチナムプロダクション所属のガールズグループ「Shibu 3project」。
「Shibu 3project」は、高校を卒業すると同時にグループも卒業するというルールがあります。今回は、卒業記念として、3/18(日)をもってグループを卒業する、三好佑季、金井柚那、皆藤悠柚が登場。苦楽を共にしてきた3人にこれまでの思い出を振り返ってもらいました!
今だからこそ話せるお互いの第一印象や、珍エピソード、これからの歩む未来について、たっぷり語ってもらいます。
三好 佑季(みよし ゆき)
金井 柚那(かない ゆうな)
皆藤 悠柚(かいとう ゆうゆ)
実は怖かった!? 今だから話せるお互いの印象
──今回は卒業記念インタビューということで、3/19(日)に卒業する三好さん、金井さん、皆藤さんの3人に「Shibu 3project(以下シブサン)」の思い出について、振り返っていただこうと思います。まず、3人がシブサンに加入したきっかけについて教えてください。
三好佑季(以下、三好):私はもともとアイドルグループで活動する予定はなかったのですが、偶然シブサンのお話をいただいて、活躍の幅を広げるためにも加入することを決めました。私がシブサンに加入することに対して、前の事務所から応援してくれているファンの方はどう思うのか最初は不安だったんですけど、変わらず応援してくださって本当に嬉しかったです。シブサンには2年間在籍していたんですけど、加入して本当によかったと思っています!
皆藤悠柚(以下、皆藤):私は、事務所に入ってすぐシブサンのお話をいただきました。プラチナムプロダクションのみなさんに知っていただけるいい機会だと思ったし、先輩たちの背中を見ているうちに、アイドルがすごく好きになったので、入ってよかったなと思っています。この中では一番長く、約3年間在籍していたので、シブサンの歴史も感じることができましたね。
金井柚那(以下、金井):私も事務所に入るのと同時にシブサンに加入しました。気がついたら活動しているという感じで、知らないことばかりの状態だったので、緊張や不安もあったのですが、メンバーのみんなに支えられてここまでやってこれました。1年という短い期間でしたが、今はもう感謝の気持ちしかありません!
──出会った当時の、お互いの第一印象は覚えていますか?
金井:そうですね。出会ったころ、(三好)佑季ちゃんはちょっと怖かったかも……(笑)。怖いというよりはオーラがあったので、近寄りがたいな、という感じでした。
三好:え〜⁉︎(笑)
皆藤:(笑)
金井:いい意味で、オーラがあったんです!(笑)。出会ったころは、そこまで話す機会もなかったっていうのもあるかもしれません。
──いつごろから仲良くなったのですか?
金井:「石川コレクション」という大きいイベントがあったんですけど、その遠征で泊まったホテルでたくさん話して、それで「優しい人なんだ!」って思いました!
三好:それ、けっこう最近だよね……?(笑)。でも、私けっこう第一印象が怖いって言われるんですよね。人見知りなのもあると思うんですけど、新しい子や、初めて会った人に自分から話しかけに行けなくて。1番仲がいいメンバーが“ねぎためなちゃん”なんですけど、めなにもよく言われます。「佑季って仲良い人がわかりやすいよね」って。
──それは意外な情報でしたね。皆藤さんはみなさんの印象いかがでしたか?
金井:(皆藤)悠柚ちゃんは共通の知り合いがいたこともあって、温かい人だなという印象でした!
三好:おいー!(笑) 私は、悠柚にも最初は人見知りを発揮していたんですよ。
皆藤:え、そんなことなかった気がするけど?
三好:悠柚がというよりは、先輩たちのことを私が勝手に怖がっていて(笑)。でも悠柚とはレコーディングのときに初めて会ったんですけど、めっちゃ優しくて、こんな優しい人もいるんだって感動しました。
──皆藤さんは3人の中でも1番長く在籍していたこともあって、お姉さん的なポジションなんですかね?
金井:そうですね。あ、でも意外と淡々としているところがあるかも。言うときは言うっていうか、しかもボソっと発言するんですよね(笑)。
三好:わかる‼︎ 「〜なら、こうしたらいいのに。」みたいな正論を、ボソッと言うよね。
皆藤:そうみたいです(笑)。
嵐の中での沖縄公演やMV撮影での転倒! アクシデントだらけのシブサンエピソード
──シブサンの思い出についてお伺いしたいのですが、3人はそれぞれ初ライブを覚えていますか?
三好:私は、ステージに立つこと自体が久しぶりだったので、ファンの方の前で歌って踊ることにすごく緊張したんですけど、ファンの方が盛り上げてくれて、温かい目で見てくださり、安心してデビューライブを迎えることができました。
皆藤:私のときは、まだシブサンのメンバーが発表されていなくて、ファンの方たちはみなさんでメンバーを予想してくれていたんです。その中でライブを行ったのですが、私のことを知ってくれている方がいてとても嬉しかったですし、間近でファンの方と触れ合えたのが嬉しくて思い出に残っています。
金井:私はJOL原宿というところでデビューライブをしたんですけど、たったの1曲だけしか披露しなかったのに、あまり覚えてないくらい緊張しました。
──金井さんはとにかく緊張していたんですね。ほかには、ライブに関しての思い出はありますか?
三好:シブサンに加入してから、1番最初に行ったワンマンライブがすごく大変だった思い出があります。シブサンとしても2回目のワンマンライブだったんですけど、数週間で一気に曲を覚えなくちゃいけなかったんです。しかもその期間に舞台稽古とダンスレッスンも被ってて、精神的にも体力的にも1番大変でした。
皆藤:私は沖縄でやったライブが印象的ですね。海が近かったので風が強くて、みんなすごい顔になりながらライブをしたんです。家に帰って動画を見て、めちゃくちゃ笑いました(笑)。今となっては、いい思い出ですね。
金井:私は今年の1月1日に骨折して、ライブに出れなくなってしまったのが思い出です。怪我以外にも、インフルエンザにかかったりもして、本当に運が悪い年なんですよね……。あまりにもついてなかったので、メンバーやスタッフの方に「お祓いに行ったほうがいいよ!」って言われて、こないだお祓いに行きました。そこからはよくないことはあまり起きていないので、とりあえず一安心です!(笑)
──そんなアクシデントがあったんですね。
皆藤:アクシデントといえば、佑季ちゃんはいっつも転んでたよね(笑)。
三好:そうなんです! イベントでコケたんですよ。大阪のタワーレコードでリリースイベントがあったんですけど、そのリハーサルでステージから転んで、足を捻っちゃったんです。そのままライブに出て悪化して、しばらく期間が空いて治ってきたくらいに『ネプネプなDAYS』のMV撮影で、また滑って転びました(笑)。
──そんなに転ぶキャラなんですか?(笑)
三好:自分では自覚ないんですが……(笑)。しかもそのMVは、ファンの方も一緒に出演する撮影で、360度ファンの方に囲まれたところで転んだので、めっちゃ恥ずかしかったです……。変な心配をかけてしまい、申し訳なかったです!(笑)
今まで、そしてこれからを支えてくれるファンの存在
──活動期間中の、ファンの方との思い出について教えてください。
金井:個人で応援してくれる人もいれば、シブサンを箱推ししてくれる方もいるんですけど、私から見て、(三好)佑季ちゃんのファンの方はたくさんいらっしゃるなと感じます。すごい人気なんですよ!
──そうなんですね! 金井さんから見て、三好さんの魅力はどこだと思いますか?
金井:活動の中で、ファンの方と触れ合う機会があると思うんですけど、そういうときにお名前を一人ひとり覚えていて、すごくファンの方を大切にしているなっていうのは見ていて感じました。名前を覚えてくれるって、ファンの方にとってすごく嬉しいことだと思うんです。そういったファンへの思いというか、対応の良さは、メンバーの中でも1番なんじゃないかなって、個人的に思ってます。
三好:記憶力はいいほうなので、1、2回来てくれたら顔と名前はすぐ覚えられるんです。会うのが2回目の方と接するときに、名前を聞かないでチェキに書いたら、すごく驚かれました。ファンの方も喜んでくれるので、名前や顔は極力覚えるようにしています!
──皆藤さんは、ファンの方との交流を振り返って、どうでしょうか。
皆藤:コロナ禍になって、ライブで声を出せない時期があったのですが、最近声出しがOKになって、ファンの方の声援を聞くことができるようになったんです。そのときにすごく嬉しくて、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。あとは、活動を続けていくうちに、いろんな年齢層のファンの方に応援していただけるようになったのは印象に残っています。活動の幅が広がるにつれて、それぞれ違う層から応援をしていただいているので、ファンの方からのアドバイスもとても勉強になります。
──なるほど。金井さんと三好さんのファンは、どのような印象でしょうか。
金井:私は、ミスマガジンというオーディションを受けたのをきっかけに、知ってくださる人が増えたかなと感じています。ミスマガジンから私のことを知って、シブサンのライブにファンを連れてきてこれたのが、自分の中で成長を感じたところです!
三好:私は、ファンの方に対して心強さをすごく感じています。たとえばツイートを拡散してくれるときも、ただリツートをするのではなくて、すごく考えられた文章を添えてリツイートしてくれたり、「ただかわいいから」という理由だけじゃなくて、私のことを本当に考えてくれているんだなっていうことが、日々伝わってきます。
シブサンを旅立つ3人の、これからの未来
──これからの3人の今後について、教えてください。
三好:私はずっと演技の仕事がしたいと思っていたので、演技のスキルを磨いて経験を積んでいきたいと思っています。
──具体的には、どんな役を演じてみたいというのはありますか?
三好:さっき話にも出たように、私は第一印象が怖いって言われることが多いので、悪役のようなヒールの演技にも挑戦していきたいです(笑)。あとは、シブサンを離れてファンの方と交流する機会が減ってしまうと思うので、今以上にSNSでの発信に力を入れたいと思います。
──ありがとうございます。皆藤さんの今後について教えてください。
皆藤:私はモデルの活動を続けていく予定なので、ファッションについてもっと学んでいきたいなと思っています。ファッションはSNSでいろんな人が発信しているジャンルになるので、ほかの人とは違った、個性が伝わるようなものを追求していきたいです。また、ファンの方からは、演技だったり、いろんなことをやって欲しいという声が届いているので、幅広く挑戦していけたらなと思います。自分のやりたいことと、向いてることはなんなのかを考えながら、成長していきたいです。
──なるほど。金井さんはいかがでしょうか。
金井:私は新しく「ルージュブック」というアイドルグループに加入することが決まっているので、アイドルとして成長できるように頑張ります。「ルージュブックの金井柚那ちゃんって、シブサンだったんだよ」って新しいファンの方にも知ってもらえたら、シブサンのことも広められると思うので、そういった意味でも頑張っていきたいなと思います!
──最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
三好:2年間、応援していただきありがとうございました。シブサンの活動も個人のお仕事も、ファンの方のおかげで頑張れていると思っています。ファンの方に拡散していただいたおかげでいただいた仕事もありますし、本当に応援していただいているのを実感します。これからはみなさんに頼りっぱなしではなく、自分の力もつけていけるように頑張るので、末長くよろしくお願いします!
皆藤:まずは3年間ありがとうございました。3年という年月で、いろんな自分を見せることができたんじゃないかなと思っています。シブサンを卒業することでファンの方に会えなくなるのかなっていう、不安な気持ちもあるのですが、もっと遠いところまで私の方から会いにいけるように頑張ろうと思います。見守ってもらった分、今度は私から何かを渡せるようになりたいと思っているので、これからもよろしくお願いします。
金井:1年間ありがとうございました。ゼロからのスタートで、配信の仕方だったり、小さいことから大きいことまで、ファンのみなさんにはいろんなことを教えてもらいました。これからもアイドルとして活動していきますので、会える機会を今以上に増やせたらなと思っています。ずっと一緒に進んで行けたら嬉しいなと思っているので、これからもよろしくお願いします!
──改めて、シブサンの卒業おめでとうございます。これからの3人の活躍も、乞うご期待です!
【執筆・撮影】
高山諒(プラチナムタイムズ編集部)