• 契約12社!CM女王・君島光輝が明かすオーディションのリアルな中身や準備の大切さ

    多くの応募数の中から、役を勝ち取れるかが決まる “オーディション” 。審査員の前でアピールできるのはほんの一瞬で、周りを見渡せば猛者ばかり。一体どこを見られているんだろう?何を準備していったらいいんだろう?そんな法則がないオーディションという名の試験に、悩んでいる人もきっと多いはず。 そこで今回は数々のオーディションを勝ち抜き、現在12本もの広告・CMに出演を果たしている、タレント・君島光輝が登場。また、広告などのタレント起用や実際にCMのオーディションをセッティングしているキャスティング会社の担当者にもご登場いただき、演者と選ぶ側、両方の視点から、オーディションに向けての準備方法や考え方についてお伺いしていきます! 君島 光輝(きみじま みつき) 1994年8月10日生まれ、東京都出身。 高校生の時にスカウトされ芸能界に。アイドルグループ卒業後は女優として活躍中。 最近では“CMオーディションを勝ち抜くタレント”としてテレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』のテレビ出演も果たす。出演した広告は「オーネット」や「kiri」など。現在12社と契約中。今、広告業界が熱い視線を注ぐタレント。 ■オーディションって、どうして行われるの? ──今回は、オーディションを勝ち抜く方法について、君島さん、キャスティング会社のHさん、Sさんにお伺いしていきたいと思います。まずはじめに、そもそも、オーディションというのはなぜ行われるのでしょうか?直接タレントさんに出演の交渉をすればいいようにも感じますが……。 君島:オーディションを行う理由としては、一般の方のイメージがしやすい人を広告に起用したいからだと思います。 スタッフH:そうですね!オーディションが行われるか、行われずに直接タレントさんにオファーするかは、打ち出す広告のターゲット層に寄ります。たしかに有名な俳優さんだと訴求力があるので、直接依頼をするということもあります。ただ、有名な俳優さんや女優さんを起用することが必ずしも効果的なわけではないんです。広告で扱う商材によっては、自分に近い人のほうが親近感が湧きますし、商品を使っている自分が想像しやすいんですよね。 スタッフS:私たちが実際に携わっている広告も、大半はオーディションによって行われるんです。それだけターゲット層が、一般の消費者の場合が多いからですかね。 ──たしかに自分の身の回りのものを、モデルのような方が使っているのを見ても、自分には置き換えづらいですよね。お二人はキャスティング会社ということですが、オーディションにはどのように関わってくるんですか? スタッフS:私たちキャスティング会社は、クライアントとプラチナムさんのような事務所をつなぐ、仲介業者のようなものです。クライアントから企画の提案があり、その企画に合うようなキャストさんを、事務所の方と打ち合わせをしながら選考し、オーディションを行うという流れですね。 スタッフH:先に企画が決まっていて、そこに合わせて選考させていただいてオーディションをしたり、プレゼンのような案件だと、私たちの方から条件に合ったキャストを提案することもあります。オーディション全体を取り仕切っているのがキャスティング会社の仕事ですね。 ──オーディションが生まれる流れも、その時々でいろいろあるんですね。オーディションは審査員の前でタレントさんが短い演技をするイメージがありますが、実際にはどのような形式があるのでしょうか? スタッフS:オーディションの種類は大きく4つあって、1つは今おっしゃった「対面式」です。実際に会場にお越しいただいて、コンテを見て演じてもらう。2つ目は「書類選考」です。コロナ禍ということもあって最近はこれも増えてますね。ただ、これだと雰囲気が掴みきれないこともあるので、3つ目の方法として「動画選考」というものがあります。タレントさんご自身で動画を撮って送ってもらうものですね。4つ目は「リモートオーディション」です。ZoomだったりTeamsを使って直接選考させてもらいます。 スタッフH:あとは子役に多いのですが、「オーディション本番」というものもあります。結果的に出演するのは1人なんですけど、撮影日に2人来てもらって、2人とも撮影をします。その後に編集して、良かったほうを使用させていただくというものですね。 ──本番をしても、まだ選ばれるかわからないのはドキドキですね…!オーディションにも、状況によって様々な種類があるんですね。 ■オーディションを勝ち抜く方法〜当日編〜 ──では早速、オーディションを勝ち抜く方法について、君島さんにお伺いしていきたいと思います。 君島:あまり偉そうなことは言えませんが……。よろしくお願いいたします!(笑) ──先ほど、オーディションの種類についてお伺いしたのですが、1番多い「対面」のオーディションのときに気をつけていることってありますか? 君島:そうですね、私が一番心がけているのは「想像してもらいやすくする」ということです。オーディションの現場には監督やプロデューサーさんがいるのですが、あまり自分を出しすぎずに、その広告の雰囲気にあった服装やヘアメイクをしたり、演技をしたりを心がけています。たまに目立つために、髪の毛をグルグルのバリバリにして着飾るような子がいて、商材に合っていればいいですが、逆効果になることもあるかもしれません。自分がその広告に出演している姿を想像してもらいやすい人物になることが、まず最初の段階かなと思います。 ──そのオーディションは君島さんが受かったんですか? 君島:はい、私を選んでいただきました(笑)。 ──さすがですね(笑)。 スタッフS:周りの人が見て、自然と親近感を待てるようなイメージというのは、1つポイントですよね。 君島:これは書類選考でも同じことが言えるんですけど、演じる役柄とは違う雰囲気が混ざってしまうような写真は、私は提出しないようにしています。 スタッフS:いやー、さすがです!書類は結構大事なんですよね。まれに誰かと遊んでいるときのツーショットを切り抜いた写真とか、自分のキメ顔を送ってこられる方がいるんですけど、選考とは別の意図が介入していると、決まりにくいかもしれません。 スタッフH:すごく楽しそうな顔のお写真とかもいいんですけど、今回はシリアスな役柄の選考なんだよなあ……とかはたまにありますよね(笑)。 君島:私は選考に送る写真は、絶対に自分で選ばないですね。全部マネージャーにお任せしています。私のセンスがないっていうのもあるんですけど(笑)この仕事は人から見られているときの判断が正しいと思うので。それでも、オーディションの提案が10あったとして、書類が通って面接まで行くのは6~7割ぐらいなんですよね。イメージしやすい写真を送ってもどうしても進めないものも、もちろんあります。 スタッフS:そうですよね。でもオーディション受けたことある人ならわかると思うのですが、6~7割でもかなり打率のいい方だと思います。要は、自分をいかに客観的に見れるかどうかが大事ですよね。 ──なるほど。対面と書類、いずれにせよ、想像しやすい人物になるのがポイントなんですね。オーディションの現場では、ほかに何を意識していますか? 君島:あとは「コンテを読み込んでくる」ことですかね。私たち演者は、企画を作れるわけでもないし、コンテも作れない。いただいたものを覚えてくることぐらいしか、できることがないんです。ですから、事前にいただいたものは覚えたり想像したりして、最低限の準備はしていきますね。 スタッフS:コンテをちゃんと読んできていただけるのは我々もすごく助かります!基礎的なことかもしれないですが、どういった流れで演技をしてほしいのか、その流れをどう演技に活かすのか、といった “コンテを読む力” はかなり大事だと思います。中にはコンテを見ないで座っている方もいるのですが、僕たちからすると是非見て欲しいなとは思いますね。 スタッフH:急に演技の余白部分で、監督やクライアントから「こういうのできますか?」とかも言われたりすることもあるので、コンテを読んで流れを知っておくことは選考に残る可能性につながってくるのかなと思いますね。 ──コンテを読み込むことは、オーディションを受ける上で基盤にもなるんですね。 スタッフS:あと、「愛嬌」っていうんですかね。全然こちらに媚びたりしなくていいのですが、入って来たときの挨拶の感じや、カメラが回っていないときの雰囲気はやっぱり見てしまいますね。選考する側もやはり同じ人間なので、演技はもちろんですが、演技以外の部分でも印象を判断しているもの。ですので、撮影が終わったあとに、演者さんが監督さんとお話ししている様子とかを見ていると、この人受かるかもっていうのは、こっそり心の中で感じたりしています(笑)。 ──受かる人って、見てるとわかるものなのですか? スタッフH:当たるかどうかは半々の確率ぐらいですが(笑)会場の受付をしているときの第一印象とか、実は見ていたりしますね。 ■オーディションを勝ち抜く方法〜準備編〜 ──当日についてのポイントをお伺いしてきたのですが、次に当日を迎えるまでにしている準備について聞きたいです。君島さんは企業研究など、どうやって行っていますか? 君島:月10本ほどオーディションを受けているので、全部が全部ではないですが、私は過去の作品をできるだけ見てきます。例えばハンバーガーのCMのときだと、過去10年分の作品を見てからオーディションに行きました。ハンバーガーの持ち方だったり、目線だったり、美味しそうに見える角度だったり。主役は私ではなくハンバーガーなので、いかに商品が目立つようにできるかを、研究しましたね。 スタッフS:普段から人間観察をしておくのも大事ですね。食べ物でいうと、美味しそうに食べたり飲んだりしている人を見ておくとか。 スタッフH:監督やクライアントさんは都度変わるので一概には言えないですけど、過去の作品をトータルで分析すると、最終的にクライアントが目指して欲しいイメージ像みたいなのが分かったりします。ですから、時間があれば研究していただけると、私たちも嬉しいですね。 ──普段の生活から観察することも大事なんですね。あと見た目でいうと、気をつけていることや意識していることはありますか? 君島:オーディションって、前日の夜に声がかかったりすることも多いんです。だから普段からしていることなのですが、清潔感は常に保つようにしています。これはオーディションを受ける人はみんな必ず気をつけていると思います。 スタッフS:おっしゃる通りです!これはオーディションを受ける前提のお話ですね。もはやオーディションの8割は髪型や服装など、清潔感をチェックしているといってもいいかもしれません(笑) ──君島さんは具体的にはどういったところに気をつけていますか? 君島:たとえば、私ネイルが大好きなんですけど、いつオーディションのお声がかかってもいいように年末以外は絶対にしていません(笑)。撮影は意外と手元を写させてくださいって言われることも多いので。あとは髪も染めていませんね。髪を染めるとやっぱりイメージが固定されてしまいます。なので、売れたら絶対に染めようと決めています(笑)。我慢しなきゃいけないとこではあるんですけど、この我慢が準備になるのかなと思いますね。 ──なるほど。服装とかはどうされているんですか? 君島:服は、自分の好きな服だけでクローゼットは埋めないようにしています。服を買うときは、自分の好きな服と一緒にオーディションにも使えそうなものも選んでいますね。 ──オーディションに使えそうな服というと、どんな服ですか? 君島:多いのはオフィスカジュアルな服とかですね。そんな高いものじゃなくて、GUとかユニクロとかで私は非常にお世話になっているブランドさんです(笑) スタッフS:たまに無茶な要望とかありますよね。「韓国のドラマに出てくるようなオフィスカジュアルで」とか、ショッカーのような黒タイツで来てくださいとか(笑)。 ──そんな無茶な(笑)。 ■自分がダメなわけじゃない。挑戦し続けるマインドとは ──オーディションの必勝法についていろいろ聞いてきましたが、君島さんはオーディションに落ちても、あまり落ち込んだりはしないんですか? 君島:もちろん、します!! 今だからこそ、ポジティブに考えられるようになりましたが、昔はネガティブ製造人間でした(笑)。私よりオーディション落ちた人いるのかなというぐらいオーディションに落ちまくっていて、書類選考でもオーディションでも、全く通らなかったんです。その時期は「自分ってなんなんだろう」って落ちるたびに抱え込んでいましたね。 ──そこから変わるきっかけは何かあったんですか? 君島:1つは自分を責めるのをやめたことですね。オーディションって、その役にハマる・ハマらないっていうのが判断基準にあると思うんですけど、落ちたときに、「これは自分にはたまたまハマらなかったんだな」と考えるようにしたんです。「私自身がダメだったんじゃない」って思うようにしました。 もう1つは、落ちたことに意味を持つようにしましたね。オーディションには落ちてしまったけど、もし監督やプロデューサーの方が印象を覚えててくれたら、別な現場で起用してくれるかもしれないとか。自分は選ばれなかったけど、どんな人が受かったかを観察して、次は受かるように研究をするとか。 ──少しづつ、前向きになれるようにマインドを変化させていったんですね。 君島:そうですね。あと、マネージャーの影響もあるかもしれません!私が落ちて落ち込んでても、「しょうがない、次!次!」って感じのマネージャーなので、そこについていったという感じですね(笑)。 ──落ち込む隙を与えないマネージャーさんですね(笑)。では最後に、この記事を見ているタレントやモデルの方々、これからオーディションを受ける方に向けて、メッセージをお願いします。 君島:さっきも言ったんですが、たとえ落ちてしまったとしても、「自分がダメだったから」なんて思わないでほしいです。私も、悲しくて、ツラい経験を何度もしてきました。でも、受かった人を見て悔しいなという気持ちが、自分のモチベーションになると思います。やっぱり選ばれた人だからこそ、その作品は成り立っているので。できれば自分のことを否定しないで、作品を見続けるのが大事かなと私は思います。 スタッフS:オーディションって受けてなんぼなんです。どんなにすごい人でも100個受けて1個決まるような世界。でもやっぱり立ち向かい続けるのは大変なことだし、覚悟もいることです。私たちはそんな人たちの人生を預かっているつもりで、一緒に全力でお仕事させてもらいたいと思っています。 スタッフH:そんなオーディションに受かって選ばれるということは、本当に凄いことなので、もし受かったら、自分に自信を持って頑張って欲しいです。私たちは未来のスターたちの背中をいつも押してあげたいと思っているので、会場で何度も会いたいと、心から思っています。 【取材・撮影】高山諒(プラチナムタイムズ編集部)

  • 【26時のマスカレイド】ライブの裏側に潜入!〜スタッフを1日密着してみた〜

    2021年12月29日(水)TOKYO DOME CITY HALLにて、26時のマスカレイドの5周年を記念した「26時のマスカレイド 5th Anniversary 年末スペシャルライブ」が開催された。なんと『プラチナムタイムズ』では、その裏側に1日密着!普段繰り広げられるきらびやかなライブの裏側には、どのような苦労があるのでしょうか?26時のマスカレイド(略称:ニジマス)のマネジメントを手掛けるスタッフたちの奮闘を追ってきました。 26時のマスカレイド 2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。 ライブ前日・当日はハードスケジュール!それでもライブを成功させるために… 09:30 マネジメントチーム 会場入り ▲朝から打ち合わせを行うマネージャー陣(左・山口チーフMg、中央・長谷川Mg、右・本間Mg) 密着当日、10:00に会場となる東京ドームシティ(TDC)に向かうと、そこには26時のマスカレイド(以下ニジマス)のマネジメントをメインで担当している長谷川Mgや本間Mgほか、ニジマスチームが既に打ち合わせを行っていました。 「前日は2:00まで事務所でステージの演出スタッフと、どういう演出にするか、映像をどうするかなどを僕が代表して詰めていたので、現場に入ったらまず、その内容を他のマネージャーにも共有していますね」(長谷川Mg) 2:00まで打ち合わせをして、当日の9:30に現場に入ったという長谷川Mg。ライブの前日・当日はやはりバタバタしていて、ハードなスケジュールになることも多いんだとか。また、ニジマスのマネジメントはチームで動いていて、メンバーのマネジメントはもちろん、ライブの演出やグッズの企画なども手掛けているので、細かく共有していく必要があるそう。 マネジメントチームが打ち合わせを行っている中、舞台演出のスタッフたちによって着々とステージができあがっていきます。 11:00 ニジマスメンバー 会場入り メンバーの入りは11:00。現場に入ったらヘアメイクをして、当日の流れを確認していきます。ヘアメイク中の写真は見せられないので、この日の楽屋をパシャリ! そうしているうちに、お弁当が届きました。 この日のお弁当は中華弁当。ライブに向けて、精力のつくお弁当ですね! 12:00~14:00 照明・音響チェック ステージができあがり、今度は照明や音響、舞台美術のチェック。「次、右の1番(ステージに書かれた番号)に行って〜」と演出担当がマイクを使いながら、細かく指示を出していきます。 その様子を横で見守る長谷川Mgと本間Mg。リハーサル前に、メンバーの立ち位置や照明のあたり方、演出の仕方などを流れに沿って確認していきます。 14:00 グッズ販売 同じころ、14:00からのグッズ販売に向けて、ブースを作っていくスタッフ陣。この日の目玉はTDCで初めて販売されるメンバープリントが施された法被(はっぴ)。 グッズもニジマスマネジメントチームが企画からデザイン、そして販売まですべて内製で行っているそう。チームで一気通貫してグッズを作っているため、メンバーやファンからの“愛”をそのままグッズにも込められるんだとか。 14:00からの販売にも関わらず、1時間以上も前から沢山のファンが並んでいました。 そして14:00販売開始!やはり皆さん、新しく発売された法被を購入し、ライブに備えていました。 14:30 メンバーリハーサル 14:30からはメンバーがステージに上がり、リハーサルをしていきます。メンバーやスタッフ陣は、全体を通して曲の流れとステージでの動きをチェック。配信に向けたライブ映像のカットや音量調整、ステージ上の演出なども合わせて確認していきます。 長谷川Mgも音響・照明の卓に入り、音響スタッフの横でリハーサルを見守ります。「演出に関しては事前に綿密に打ち合わせをしているので、リハーサルはあくまで最終確認ですね。ただ、今日みたいに花道があったり、ステージが2段になっている場合は、当日設営してみないとわからない部分があるので、そこを重点的に確認していきます」(長谷川Mg)ライブ全体を見つつ、各セクションに細かい指示をしていく長谷川Mg。マネージャーの仕事が多岐に渡ることが伝わってきます。 ステージ前を行き来してカットを確認する映像スタッフや…… マイクを使い、音響や照明の確認をする舞台演出の方…… メンバーの動きを見守るニジマスMg陣…… そして、1つ1つ流れを確認していくメンバーたち。様々なプロが集まり、一つのライブを成功させようと、力を合わせていきます。 16:30~18:00 一旦休憩と思いきや… リハーサル、グッズ販売を終え、バックヤードに戻ってきたマネージャーチーム。お弁当を手に、やっと休憩に入ります。 っと思いきや、話しているのは、グッズの売れ行きや、関係者席の調整などなど……。開演を前にトラブルが起きないか、段取りが順調に進んでいるかの最終確認をしています。ライブが終わるまでは例え食事中でも気を抜けないのです。「アイドルの現場って派手に見えますけど、裏側は地味な作業ばかりですよね。そんな裏側に密着するなんてこれを見たファンの方の夢が壊れませんか……?大丈夫ですかね?」(本間Mg)マネージャーから、密着レポへの心配の声も漏れはじめていましたが、一致団結して頑張っているスタッフの姿をこの記事では最後までレポートさせていただきます! 18:00 ついにライブ本番スタート! 衣装に着替え、ついにステージへと上がっていくメンバーたち。ライブ前に緊張している、と思いきや、笑顔で写真に応じてくれました。 ライブはファンの方とニジマスメンバーの圧倒的な熱量で、大盛り上がり!しかし、その間もスタッフは、ステージ横やグッズブースなど、気を抜くことなく、慌ただしく歩き回ります。 そして、ライブは終演。大きなトラブルもなく、無事に終えることができました。 バックヤードへと戻り、安堵の表情が溢れるメンバーたち。「無事終わってよかったね〜」「あそこがすごかったね〜」と笑いながら語り合っていました。 20:30 関係者への挨拶 ▲山口Mgの挨拶中にこっそりピースをする「森みはる」 本番が終わっても、最後まで気を抜けないのがニジマスのライブ。この日に来ていただいた関係者への挨拶が残っています。山口チーフMgが挨拶をすると、メンバーが関係者一人ひとりに「ありがとうございました!」と丁寧にご挨拶をしていました。 21:00 全行程終了 これをもって全行程が無事終了!「いやー無事終わってよかったです!いつも何かしらトラブルが発生するんですが、今日は大きなトラブルがなく終わることができました。明日も担当しているSILENT SIRENのライブがあるので、少し準備して、寝たいと思います」(長谷川Mg) なんと、明日もマネジメントのチームメンバーはライブがあるのだとか……。どこまでも忙しいマネジメントチームですが、ニジマスへの愛をこう語ります。「好きじゃないとできない仕事ですね。でも、ニジマスの頑張りを見て、僕たちもまた頑張ろうと思えますし、きっとファンの方も同じ気持ちなんだと思います。これからも愛を持って、いいライブを作っていけるように頑張りたいと思います!」(長谷川Mg) マネジメントスタッフの方々、ありがとうございました! 今回レポートを行った「26時のマスカレイド 5th Anniversary 年末スペシャルライブ」の模様は、uP!!!にて配信中!チケット購入者特典として、抽選5名様にメンバー全員のサイン入りグッズをプレゼントも…! ぜひ、下記URLから配信をご覧ください。 ▼配信リンク https://up.auone.jp/articles/id/86130 《ライブ中・裏側オフショットギャラリー》 【取材・撮影】高山諒(プラチナムタイムズ編集部)

  • ドラマ『JKからやり直すシルバープラン』主演・鈴木ゆうかにインタビュー!〜ドラマの舞台裏もお届け〜

    幸せな人生を過ごし安心した老後を迎えるためには何をすべきか楽しみながら学べる、テレビ東京 水ドラ25【JKからやり直すシルバープラン】(毎週水曜 深夜1時放送)が、2021年11月10日(水)に放送スタートしました。 今回“鈴木ゆうか”が二ノ宮小百合役として、そして“小宮璃央”が同級生・尾上慎二役としてW主演に抜擢! 『バブル期に権力と富の絶頂を極めた傲慢なお嬢様・二ノ宮小百合(鈴木ゆうか)は、いつしか孤独な中年ホームレスに。ある日、『シルバープランのススメ』という本と出会い「人生に大切なことは3つだけある」と知った小百合は、その直後、高校時代に"タイムリープ"!そこで同級生の尾上慎二(小宮璃央)と出会います。ハチャメチャにやりすぎた前の高校時代を反省し、“シルバープラン”に則って高校生活をやり直していく…』というあらすじの本作。 今回は二ノ宮小百合役として、お嬢様やホームレス、そして高校生と様々なシチュエーションを演じた鈴木ゆうかに取材を敢行。 ドラマ撮影に密着した写真を交えながら、ドラマの見どころや現場での裏話を聞いていきます! 私が演じた小百合は、とにかくパワフルでいつも元気をもらえる存在 撮影現場に密着した写真をお届け。二宮小百合役として、バブル期のお嬢様や高校生など、様々なシチュエーションを演じた“鈴木ゆうか” ──先日11月10日(水)にドラマがスタートしましたね。本作の主演が決まったとき、どんなお気持ちだったのでしょうか? はじめてお話を聞いたときは、すごいびっくりしたんですけど、とにかく嬉しかったです!撮影が近づくにつれて「私が本当に主演で大丈夫かな」という不安もあったんですけど、撮影に入ってみると、とても穏やかな現場で楽しんで撮影に臨めました。 ──今回、鈴木ゆうかさんが演じる二ノ宮小百合はどんな役柄なんでしょうか? バブル期に富を極めたお嬢様が、ホームレスになったり、高校生になって現代にタイムリープしてきたりするストーリーなんですが、(二ノ宮)小百合はいろんな境遇もあるし、47歳っていう設定なのに、とてもパワフルな女性なんですよね。近くにいるといつも元気をもらえるような存在で、私自身も役を演じていく中でとても好きになれましたし、近づいていけたのかなって思います! 撮影の合間に食べたお弁当では『オーベルジーヌのカレー』が好きだったそう ──今、鈴木ゆうかさんは25歳ですよね。47歳を演じるのは大変ではなかったですか? そうですね。47歳っておばあちゃんではないですし、魅せ方は難しかったですね。なるべくそう見えるように監督さんやプロデューサーさんとの話合いをたくさんしました。あとはお父さんやお母さんを思い出して、研究したり(笑)。 基本は高校生の17歳を演じているんですけど、説教するときやちょっとした動作に47歳の要素を出すことで工夫していましたね。 役を通じて、自然と自分自身の人生について考えさせられた ──ドラマを通じて、自分が成長したと思える部分はありましたか? 成長って言えるのかはわからないですが、単純に「私セリフ覚えられるんだ」って思いましたね(笑)。だって、すごい量だったんですよ。説明セリフも難しい言葉が多くて、でも、自分が理解しないとなかなか出てこないので、聞いたことない言葉やはじめて知ることは調べて、台本にメモしていました。そこは主演ならではの大変さだなと思いましたし、役を通じて、私も成長できたなと思いました。 ところどころに付箋が貼ってある鈴木ゆうかの台本 ──W主演ということで、同じプラチナムプロダクションに所属している小宮璃央さんも主演を演じています。小宮さんの印象はいかがでしたか? 小宮くんとは以前もお会いしたことはあったんですけど、改めて「子犬みたい」って思いました(笑)。年下で、人懐っこいんですよね。でも、ちゃんとスイッチが切り替えられる方で、取材とかも一緒に受けたんですけど、19歳とは思えないぐらいしっかりしてましたね。 W主演として、尾上慎二役を演じた “小宮璃央” ──小宮さんの他にも、石川翔鈴さんや西岡星汰さんなど、プラチナムプロダクション所属のタレントが多く出演されています。みなさんとお話する機会も多かったのではないでしょうか? そうですね、かなりアットホームな現場で、皆さん仲良くしてくれましたね。中でも、メインのキャストさんが大集合する日があって。シルバープランまではいかないですが、未来の話だったり、「どう生きていくか」みたいな真面目な話もしたり(笑)。人生について考えさせられるドラマなので、みなさんと自然とそういうお話ができて、勉強になりましたね。 黒田久美子を演じた “石川翔鈴” メイクルームにて あの大物俳優から届いたある粉とは……? ──撮影の裏で、「こんなことがあった!」というエピソードはありますか? えーなんですかね(笑)。でもラムネ食べると頭が働くっていうじゃないですか、だから一日何袋ぐらい食べるんだってくらい食べて、頑張ってセリフを覚えてました。あと、撮影中はとても忙しくて寝る時間も短かったので、モデルとは思えない服装をしていたり……(笑)。あ、あと、そうだ!川﨑麻世さんとお話しました!! ──川﨑麻世さん! 事務所の大先輩ですね! 今回、小百合の父の二ノ宮俊一郎役を川﨑麻世さんが演じているんですが、撮影の合間にお話させていただいたら、本当にお父さんみたいに優しくしてくれて。で、麻世さんと好きな食べものの話をしているときに「たこ焼きが好きです」って言ったら、おすすめのたこ焼きの粉を送ってくれたんですよ!(笑) 撮影が終わってから家族で食べたんですが、それが本当に美味しかったんですよね。お母さんも「美味しすぎて、もうこれ以外食べられないね」って言うぐらい!あれは本当に嬉しかったです。 ──麻世さん、流石のエピソードです!  あとは撮影期間中、私の誕生日があったんですが、祷キララちゃんがお手紙くれて、それもすごく覚えてます!今年はドラマの現場で、すごく忙しくしていたので、あまり誕生日を感じられなかったんですが、その中でお祝いしてくれたのがとても嬉しかったです。今年は仕事を頑張る25歳の誕生日でしたが、来年は愛犬のペロ(@pelogrammm)とゆっくりしたいですね(笑)。 愛犬・ペロと共にインタビューを受ける "鈴木ゆうか" ──ドラマの現場で長丁場の撮影となると、なかなか愛犬のペロちゃんに会えない時期も続いたのではないでしょうか? そうなんです!だから、お母さんに毎日写真とか動画を送ってもらっていました。あと、会えない日々が続いたので、アマゾンでおもちゃとか買って送ってました(笑)。途中でペロに会いたくて帰りたくはなっちゃったんですけど、「会えるまで頑張ろう」って励みになりましたね。 ──最後にドラマの見どころを教えてください。 『JKからやり直すシルバープラン』は新しい学園モノというところで、現役の高校生も、大人の方も幅広く楽しめる作品だと思います! 今、大変なご時世だからこそ、将来のことを考える機会が多いと思うので、そんなときにぜひ観ていただきたいです。 鈴木 ゆうか(すずき ゆうか) 1996年10月1日生まれ、東京都出身ファッション誌『non-no』専属モデル。ABEMA『オオカミちゃんには騙されない』では、恋をしているフリをしているというオオカミを演じ、一躍ティーンの話題の中心となった。また最近では1st写真集『ゆうペース』(玄光社)を発売するなど、女優・モデルとして多方面で活躍している。 《撮影現場 オフショットギャラリー》 連日の撮影でも笑顔を絶やさなかった石川翔鈴メイクの仕上げも入念に行う石川翔鈴昼食中、談笑する小宮璃央と西岡星汰撮影本番はリラックスモードから一転、現場に緊張感が生まれるお弁当を食べる西岡星汰万全の感染症対策で撮影は行われたカット割りやセリフ等を入念に確認するスタッフ陣インタビュー中、大人しく横で話を聞いていた愛犬・ペロ 【取材・撮影】高山諒(プラチナムタイムズ編集部)

  • 契約12社!CM女王・君島光輝が明かすオーディションのリアルな中身や準備の大切さ

    多くの応募数の中から、役を勝ち取れるかが決まる “オーディション” 。審査員の前でアピールできるのはほんの一瞬で、周りを見渡せば猛者ばかり。一体どこを見られているんだろう?何を準備していったらいいんだろう?そんな法則がないオーディションという名の試験に、悩んでいる人もきっと多いはず。 そこで今回は数々のオーディションを勝ち抜き、現在12本もの広告・CMに出演を果たしている、タレント・君島光輝が登場。また、広告などのタレント起用や実際にCMのオーディションをセッティングしているキャスティング会社の担当者にもご登場いただき、演者と選ぶ側、両方の視点から、オーディションに向けての準備方法や考え方についてお伺いしていきます! 君島 光輝(きみじま みつき) 1994年8月10日生まれ、東京都出身。 高校生の時にスカウトされ芸能界に。アイドルグループ卒業後は女優として活躍中。 最近では“CMオーディションを勝ち抜くタレント”としてテレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』のテレビ出演も果たす。出演した広告は「オーネット」や「kiri」など。現在12社と契約中。今、広告業界が熱い視線を注ぐタレント。 ■オーディションって、どうして行われるの? ──今回は、オーディションを勝ち抜く方法について、君島さん、キャスティング会社のHさん、Sさんにお伺いしていきたいと思います。まずはじめに、そもそも、オーディションというのはなぜ行われるのでしょうか?直接タレントさんに出演の交渉をすればいいようにも感じますが……。 君島:オーディションを行う理由としては、一般の方のイメージがしやすい人を広告に起用したいからだと思います。 スタッフH:そうですね!オーディションが行われるか、行われずに直接タレントさんにオファーするかは、打ち出す広告のターゲット層に寄ります。たしかに有名な俳優さんだと訴求力があるので、直接依頼をするということもあります。ただ、有名な俳優さんや女優さんを起用することが必ずしも効果的なわけではないんです。広告で扱う商材によっては、自分に近い人のほうが親近感が湧きますし、商品を使っている自分が想像しやすいんですよね。 スタッフS:私たちが実際に携わっている広告も、大半はオーディションによって行われるんです。それだけターゲット層が、一般の消費者の場合が多いからですかね。 ──たしかに自分の身の回りのものを、モデルのような方が使っているのを見ても、自分には置き換えづらいですよね。お二人はキャスティング会社ということですが、オーディションにはどのように関わってくるんですか? スタッフS:私たちキャスティング会社は、クライアントとプラチナムさんのような事務所をつなぐ、仲介業者のようなものです。クライアントから企画の提案があり、その企画に合うようなキャストさんを、事務所の方と打ち合わせをしながら選考し、オーディションを行うという流れですね。 スタッフH:先に企画が決まっていて、そこに合わせて選考させていただいてオーディションをしたり、プレゼンのような案件だと、私たちの方から条件に合ったキャストを提案することもあります。オーディション全体を取り仕切っているのがキャスティング会社の仕事ですね。 ──オーディションが生まれる流れも、その時々でいろいろあるんですね。オーディションは審査員の前でタレントさんが短い演技をするイメージがありますが、実際にはどのような形式があるのでしょうか? スタッフS:オーディションの種類は大きく4つあって、1つは今おっしゃった「対面式」です。実際に会場にお越しいただいて、コンテを見て演じてもらう。2つ目は「書類選考」です。コロナ禍ということもあって最近はこれも増えてますね。ただ、これだと雰囲気が掴みきれないこともあるので、3つ目の方法として「動画選考」というものがあります。タレントさんご自身で動画を撮って送ってもらうものですね。4つ目は「リモートオーディション」です。ZoomだったりTeamsを使って直接選考させてもらいます。 スタッフH:あとは子役に多いのですが、「オーディション本番」というものもあります。結果的に出演するのは1人なんですけど、撮影日に2人来てもらって、2人とも撮影をします。その後に編集して、良かったほうを使用させていただくというものですね。 ──本番をしても、まだ選ばれるかわからないのはドキドキですね…!オーディションにも、状況によって様々な種類があるんですね。 ■オーディションを勝ち抜く方法〜当日編〜 ──では早速、オーディションを勝ち抜く方法について、君島さんにお伺いしていきたいと思います。 君島:あまり偉そうなことは言えませんが……。よろしくお願いいたします!(笑) ──先ほど、オーディションの種類についてお伺いしたのですが、1番多い「対面」のオーディションのときに気をつけていることってありますか? 君島:そうですね、私が一番心がけているのは「想像してもらいやすくする」ということです。オーディションの現場には監督やプロデューサーさんがいるのですが、あまり自分を出しすぎずに、その広告の雰囲気にあった服装やヘアメイクをしたり、演技をしたりを心がけています。たまに目立つために、髪の毛をグルグルのバリバリにして着飾るような子がいて、商材に合っていればいいですが、逆効果になることもあるかもしれません。自分がその広告に出演している姿を想像してもらいやすい人物になることが、まず最初の段階かなと思います。 ──そのオーディションは君島さんが受かったんですか? 君島:はい、私を選んでいただきました(笑)。 ──さすがですね(笑)。 スタッフS:周りの人が見て、自然と親近感を待てるようなイメージというのは、1つポイントですよね。 君島:これは書類選考でも同じことが言えるんですけど、演じる役柄とは違う雰囲気が混ざってしまうような写真は、私は提出しないようにしています。 スタッフS:いやー、さすがです!書類は結構大事なんですよね。まれに誰かと遊んでいるときのツーショットを切り抜いた写真とか、自分のキメ顔を送ってこられる方がいるんですけど、選考とは別の意図が介入していると、決まりにくいかもしれません。 スタッフH:すごく楽しそうな顔のお写真とかもいいんですけど、今回はシリアスな役柄の選考なんだよなあ……とかはたまにありますよね(笑)。 君島:私は選考に送る写真は、絶対に自分で選ばないですね。全部マネージャーにお任せしています。私のセンスがないっていうのもあるんですけど(笑)この仕事は人から見られているときの判断が正しいと思うので。それでも、オーディションの提案が10あったとして、書類が通って面接まで行くのは6~7割ぐらいなんですよね。イメージしやすい写真を送ってもどうしても進めないものも、もちろんあります。 スタッフS:そうですよね。でもオーディション受けたことある人ならわかると思うのですが、6~7割でもかなり打率のいい方だと思います。要は、自分をいかに客観的に見れるかどうかが大事ですよね。 ──なるほど。対面と書類、いずれにせよ、想像しやすい人物になるのがポイントなんですね。オーディションの現場では、ほかに何を意識していますか? 君島:あとは「コンテを読み込んでくる」ことですかね。私たち演者は、企画を作れるわけでもないし、コンテも作れない。いただいたものを覚えてくることぐらいしか、できることがないんです。ですから、事前にいただいたものは覚えたり想像したりして、最低限の準備はしていきますね。 スタッフS:コンテをちゃんと読んできていただけるのは我々もすごく助かります!基礎的なことかもしれないですが、どういった流れで演技をしてほしいのか、その流れをどう演技に活かすのか、といった “コンテを読む力” はかなり大事だと思います。中にはコンテを見ないで座っている方もいるのですが、僕たちからすると是非見て欲しいなとは思いますね。 スタッフH:急に演技の余白部分で、監督やクライアントから「こういうのできますか?」とかも言われたりすることもあるので、コンテを読んで流れを知っておくことは選考に残る可能性につながってくるのかなと思いますね。 ──コンテを読み込むことは、オーディションを受ける上で基盤にもなるんですね。 スタッフS:あと、「愛嬌」っていうんですかね。全然こちらに媚びたりしなくていいのですが、入って来たときの挨拶の感じや、カメラが回っていないときの雰囲気はやっぱり見てしまいますね。選考する側もやはり同じ人間なので、演技はもちろんですが、演技以外の部分でも印象を判断しているもの。ですので、撮影が終わったあとに、演者さんが監督さんとお話ししている様子とかを見ていると、この人受かるかもっていうのは、こっそり心の中で感じたりしています(笑)。 ──受かる人って、見てるとわかるものなのですか? スタッフH:当たるかどうかは半々の確率ぐらいですが(笑)会場の受付をしているときの第一印象とか、実は見ていたりしますね。 ■オーディションを勝ち抜く方法〜準備編〜 ──当日についてのポイントをお伺いしてきたのですが、次に当日を迎えるまでにしている準備について聞きたいです。君島さんは企業研究など、どうやって行っていますか? 君島:月10本ほどオーディションを受けているので、全部が全部ではないですが、私は過去の作品をできるだけ見てきます。例えばハンバーガーのCMのときだと、過去10年分の作品を見てからオーディションに行きました。ハンバーガーの持ち方だったり、目線だったり、美味しそうに見える角度だったり。主役は私ではなくハンバーガーなので、いかに商品が目立つようにできるかを、研究しましたね。 スタッフS:普段から人間観察をしておくのも大事ですね。食べ物でいうと、美味しそうに食べたり飲んだりしている人を見ておくとか。 スタッフH:監督やクライアントさんは都度変わるので一概には言えないですけど、過去の作品をトータルで分析すると、最終的にクライアントが目指して欲しいイメージ像みたいなのが分かったりします。ですから、時間があれば研究していただけると、私たちも嬉しいですね。 ──普段の生活から観察することも大事なんですね。あと見た目でいうと、気をつけていることや意識していることはありますか? 君島:オーディションって、前日の夜に声がかかったりすることも多いんです。だから普段からしていることなのですが、清潔感は常に保つようにしています。これはオーディションを受ける人はみんな必ず気をつけていると思います。 スタッフS:おっしゃる通りです!これはオーディションを受ける前提のお話ですね。もはやオーディションの8割は髪型や服装など、清潔感をチェックしているといってもいいかもしれません(笑) ──君島さんは具体的にはどういったところに気をつけていますか? 君島:たとえば、私ネイルが大好きなんですけど、いつオーディションのお声がかかってもいいように年末以外は絶対にしていません(笑)。撮影は意外と手元を写させてくださいって言われることも多いので。あとは髪も染めていませんね。髪を染めるとやっぱりイメージが固定されてしまいます。なので、売れたら絶対に染めようと決めています(笑)。我慢しなきゃいけないとこではあるんですけど、この我慢が準備になるのかなと思いますね。 ──なるほど。服装とかはどうされているんですか? 君島:服は、自分の好きな服だけでクローゼットは埋めないようにしています。服を買うときは、自分の好きな服と一緒にオーディションにも使えそうなものも選んでいますね。 ──オーディションに使えそうな服というと、どんな服ですか? 君島:多いのはオフィスカジュアルな服とかですね。そんな高いものじゃなくて、GUとかユニクロとかで私は非常にお世話になっているブランドさんです(笑) スタッフS:たまに無茶な要望とかありますよね。「韓国のドラマに出てくるようなオフィスカジュアルで」とか、ショッカーのような黒タイツで来てくださいとか(笑)。 ──そんな無茶な(笑)。 ■自分がダメなわけじゃない。挑戦し続けるマインドとは ──オーディションの必勝法についていろいろ聞いてきましたが、君島さんはオーディションに落ちても、あまり落ち込んだりはしないんですか? 君島:もちろん、します!! 今だからこそ、ポジティブに考えられるようになりましたが、昔はネガティブ製造人間でした(笑)。私よりオーディション落ちた人いるのかなというぐらいオーディションに落ちまくっていて、書類選考でもオーディションでも、全く通らなかったんです。その時期は「自分ってなんなんだろう」って落ちるたびに抱え込んでいましたね。 ──そこから変わるきっかけは何かあったんですか? 君島:1つは自分を責めるのをやめたことですね。オーディションって、その役にハマる・ハマらないっていうのが判断基準にあると思うんですけど、落ちたときに、「これは自分にはたまたまハマらなかったんだな」と考えるようにしたんです。「私自身がダメだったんじゃない」って思うようにしました。 もう1つは、落ちたことに意味を持つようにしましたね。オーディションには落ちてしまったけど、もし監督やプロデューサーの方が印象を覚えててくれたら、別な現場で起用してくれるかもしれないとか。自分は選ばれなかったけど、どんな人が受かったかを観察して、次は受かるように研究をするとか。 ──少しづつ、前向きになれるようにマインドを変化させていったんですね。 君島:そうですね。あと、マネージャーの影響もあるかもしれません!私が落ちて落ち込んでても、「しょうがない、次!次!」って感じのマネージャーなので、そこについていったという感じですね(笑)。 ──落ち込む隙を与えないマネージャーさんですね(笑)。では最後に、この記事を見ているタレントやモデルの方々、これからオーディションを受ける方に向けて、メッセージをお願いします。 君島:さっきも言ったんですが、たとえ落ちてしまったとしても、「自分がダメだったから」なんて思わないでほしいです。私も、悲しくて、ツラい経験を何度もしてきました。でも、受かった人を見て悔しいなという気持ちが、自分のモチベーションになると思います。やっぱり選ばれた人だからこそ、その作品は成り立っているので。できれば自分のことを否定しないで、作品を見続けるのが大事かなと私は思います。 スタッフS:オーディションって受けてなんぼなんです。どんなにすごい人でも100個受けて1個決まるような世界。でもやっぱり立ち向かい続けるのは大変なことだし、覚悟もいることです。私たちはそんな人たちの人生を預かっているつもりで、一緒に全力でお仕事させてもらいたいと思っています。 スタッフH:そんなオーディションに受かって選ばれるということは、本当に凄いことなので、もし受かったら、自分に自信を持って頑張って欲しいです。私たちは未来のスターたちの背中をいつも押してあげたいと思っているので、会場で何度も会いたいと、心から思っています。 【取材・撮影】高山諒(プラチナムタイムズ編集部)

  • 【26時のマスカレイド】ライブの裏側に潜入!〜スタッフを1日密着してみた〜

    2021年12月29日(水)TOKYO DOME CITY HALLにて、26時のマスカレイドの5周年を記念した「26時のマスカレイド 5th Anniversary 年末スペシャルライブ」が開催された。なんと『プラチナムタイムズ』では、その裏側に1日密着!普段繰り広げられるきらびやかなライブの裏側には、どのような苦労があるのでしょうか?26時のマスカレイド(略称:ニジマス)のマネジメントを手掛けるスタッフたちの奮闘を追ってきました。 26時のマスカレイド 2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。 ライブ前日・当日はハードスケジュール!それでもライブを成功させるために… 09:30 マネジメントチーム 会場入り ▲朝から打ち合わせを行うマネージャー陣(左・山口チーフMg、中央・長谷川Mg、右・本間Mg) 密着当日、10:00に会場となる東京ドームシティ(TDC)に向かうと、そこには26時のマスカレイド(以下ニジマス)のマネジメントをメインで担当している長谷川Mgや本間Mgほか、ニジマスチームが既に打ち合わせを行っていました。 「前日は2:00まで事務所でステージの演出スタッフと、どういう演出にするか、映像をどうするかなどを僕が代表して詰めていたので、現場に入ったらまず、その内容を他のマネージャーにも共有していますね」(長谷川Mg) 2:00まで打ち合わせをして、当日の9:30に現場に入ったという長谷川Mg。ライブの前日・当日はやはりバタバタしていて、ハードなスケジュールになることも多いんだとか。また、ニジマスのマネジメントはチームで動いていて、メンバーのマネジメントはもちろん、ライブの演出やグッズの企画なども手掛けているので、細かく共有していく必要があるそう。 マネジメントチームが打ち合わせを行っている中、舞台演出のスタッフたちによって着々とステージができあがっていきます。 11:00 ニジマスメンバー 会場入り メンバーの入りは11:00。現場に入ったらヘアメイクをして、当日の流れを確認していきます。ヘアメイク中の写真は見せられないので、この日の楽屋をパシャリ! そうしているうちに、お弁当が届きました。 この日のお弁当は中華弁当。ライブに向けて、精力のつくお弁当ですね! 12:00~14:00 照明・音響チェック ステージができあがり、今度は照明や音響、舞台美術のチェック。「次、右の1番(ステージに書かれた番号)に行って〜」と演出担当がマイクを使いながら、細かく指示を出していきます。 その様子を横で見守る長谷川Mgと本間Mg。リハーサル前に、メンバーの立ち位置や照明のあたり方、演出の仕方などを流れに沿って確認していきます。 14:00 グッズ販売 同じころ、14:00からのグッズ販売に向けて、ブースを作っていくスタッフ陣。この日の目玉はTDCで初めて販売されるメンバープリントが施された法被(はっぴ)。 グッズもニジマスマネジメントチームが企画からデザイン、そして販売まですべて内製で行っているそう。チームで一気通貫してグッズを作っているため、メンバーやファンからの“愛”をそのままグッズにも込められるんだとか。 14:00からの販売にも関わらず、1時間以上も前から沢山のファンが並んでいました。 そして14:00販売開始!やはり皆さん、新しく発売された法被を購入し、ライブに備えていました。 14:30 メンバーリハーサル 14:30からはメンバーがステージに上がり、リハーサルをしていきます。メンバーやスタッフ陣は、全体を通して曲の流れとステージでの動きをチェック。配信に向けたライブ映像のカットや音量調整、ステージ上の演出なども合わせて確認していきます。 長谷川Mgも音響・照明の卓に入り、音響スタッフの横でリハーサルを見守ります。「演出に関しては事前に綿密に打ち合わせをしているので、リハーサルはあくまで最終確認ですね。ただ、今日みたいに花道があったり、ステージが2段になっている場合は、当日設営してみないとわからない部分があるので、そこを重点的に確認していきます」(長谷川Mg)ライブ全体を見つつ、各セクションに細かい指示をしていく長谷川Mg。マネージャーの仕事が多岐に渡ることが伝わってきます。 ステージ前を行き来してカットを確認する映像スタッフや…… マイクを使い、音響や照明の確認をする舞台演出の方…… メンバーの動きを見守るニジマスMg陣…… そして、1つ1つ流れを確認していくメンバーたち。様々なプロが集まり、一つのライブを成功させようと、力を合わせていきます。 16:30~18:00 一旦休憩と思いきや… リハーサル、グッズ販売を終え、バックヤードに戻ってきたマネージャーチーム。お弁当を手に、やっと休憩に入ります。 っと思いきや、話しているのは、グッズの売れ行きや、関係者席の調整などなど……。開演を前にトラブルが起きないか、段取りが順調に進んでいるかの最終確認をしています。ライブが終わるまでは例え食事中でも気を抜けないのです。「アイドルの現場って派手に見えますけど、裏側は地味な作業ばかりですよね。そんな裏側に密着するなんてこれを見たファンの方の夢が壊れませんか……?大丈夫ですかね?」(本間Mg)マネージャーから、密着レポへの心配の声も漏れはじめていましたが、一致団結して頑張っているスタッフの姿をこの記事では最後までレポートさせていただきます! 18:00 ついにライブ本番スタート! 衣装に着替え、ついにステージへと上がっていくメンバーたち。ライブ前に緊張している、と思いきや、笑顔で写真に応じてくれました。 ライブはファンの方とニジマスメンバーの圧倒的な熱量で、大盛り上がり!しかし、その間もスタッフは、ステージ横やグッズブースなど、気を抜くことなく、慌ただしく歩き回ります。 そして、ライブは終演。大きなトラブルもなく、無事に終えることができました。 バックヤードへと戻り、安堵の表情が溢れるメンバーたち。「無事終わってよかったね〜」「あそこがすごかったね〜」と笑いながら語り合っていました。 20:30 関係者への挨拶 ▲山口Mgの挨拶中にこっそりピースをする「森みはる」 本番が終わっても、最後まで気を抜けないのがニジマスのライブ。この日に来ていただいた関係者への挨拶が残っています。山口チーフMgが挨拶をすると、メンバーが関係者一人ひとりに「ありがとうございました!」と丁寧にご挨拶をしていました。 21:00 全行程終了 これをもって全行程が無事終了!「いやー無事終わってよかったです!いつも何かしらトラブルが発生するんですが、今日は大きなトラブルがなく終わることができました。明日も担当しているSILENT SIRENのライブがあるので、少し準備して、寝たいと思います」(長谷川Mg) なんと、明日もマネジメントのチームメンバーはライブがあるのだとか……。どこまでも忙しいマネジメントチームですが、ニジマスへの愛をこう語ります。「好きじゃないとできない仕事ですね。でも、ニジマスの頑張りを見て、僕たちもまた頑張ろうと思えますし、きっとファンの方も同じ気持ちなんだと思います。これからも愛を持って、いいライブを作っていけるように頑張りたいと思います!」(長谷川Mg) マネジメントスタッフの方々、ありがとうございました! 今回レポートを行った「26時のマスカレイド 5th Anniversary 年末スペシャルライブ」の模様は、uP!!!にて配信中!チケット購入者特典として、抽選5名様にメンバー全員のサイン入りグッズをプレゼントも…! ぜひ、下記URLから配信をご覧ください。 ▼配信リンク https://up.auone.jp/articles/id/86130 《ライブ中・裏側オフショットギャラリー》 【取材・撮影】高山諒(プラチナムタイムズ編集部)

  • ドラマ『JKからやり直すシルバープラン』主演・鈴木ゆうかにインタビュー!〜ドラマの舞台裏もお届け〜

    幸せな人生を過ごし安心した老後を迎えるためには何をすべきか楽しみながら学べる、テレビ東京 水ドラ25【JKからやり直すシルバープラン】(毎週水曜 深夜1時放送)が、2021年11月10日(水)に放送スタートしました。 今回“鈴木ゆうか”が二ノ宮小百合役として、そして“小宮璃央”が同級生・尾上慎二役としてW主演に抜擢! 『バブル期に権力と富の絶頂を極めた傲慢なお嬢様・二ノ宮小百合(鈴木ゆうか)は、いつしか孤独な中年ホームレスに。ある日、『シルバープランのススメ』という本と出会い「人生に大切なことは3つだけある」と知った小百合は、その直後、高校時代に"タイムリープ"!そこで同級生の尾上慎二(小宮璃央)と出会います。ハチャメチャにやりすぎた前の高校時代を反省し、“シルバープラン”に則って高校生活をやり直していく…』というあらすじの本作。 今回は二ノ宮小百合役として、お嬢様やホームレス、そして高校生と様々なシチュエーションを演じた鈴木ゆうかに取材を敢行。 ドラマ撮影に密着した写真を交えながら、ドラマの見どころや現場での裏話を聞いていきます! 私が演じた小百合は、とにかくパワフルでいつも元気をもらえる存在 撮影現場に密着した写真をお届け。二宮小百合役として、バブル期のお嬢様や高校生など、様々なシチュエーションを演じた“鈴木ゆうか” ──先日11月10日(水)にドラマがスタートしましたね。本作の主演が決まったとき、どんなお気持ちだったのでしょうか? はじめてお話を聞いたときは、すごいびっくりしたんですけど、とにかく嬉しかったです!撮影が近づくにつれて「私が本当に主演で大丈夫かな」という不安もあったんですけど、撮影に入ってみると、とても穏やかな現場で楽しんで撮影に臨めました。 ──今回、鈴木ゆうかさんが演じる二ノ宮小百合はどんな役柄なんでしょうか? バブル期に富を極めたお嬢様が、ホームレスになったり、高校生になって現代にタイムリープしてきたりするストーリーなんですが、(二ノ宮)小百合はいろんな境遇もあるし、47歳っていう設定なのに、とてもパワフルな女性なんですよね。近くにいるといつも元気をもらえるような存在で、私自身も役を演じていく中でとても好きになれましたし、近づいていけたのかなって思います! 撮影の合間に食べたお弁当では『オーベルジーヌのカレー』が好きだったそう ──今、鈴木ゆうかさんは25歳ですよね。47歳を演じるのは大変ではなかったですか? そうですね。47歳っておばあちゃんではないですし、魅せ方は難しかったですね。なるべくそう見えるように監督さんやプロデューサーさんとの話合いをたくさんしました。あとはお父さんやお母さんを思い出して、研究したり(笑)。 基本は高校生の17歳を演じているんですけど、説教するときやちょっとした動作に47歳の要素を出すことで工夫していましたね。 役を通じて、自然と自分自身の人生について考えさせられた ──ドラマを通じて、自分が成長したと思える部分はありましたか? 成長って言えるのかはわからないですが、単純に「私セリフ覚えられるんだ」って思いましたね(笑)。だって、すごい量だったんですよ。説明セリフも難しい言葉が多くて、でも、自分が理解しないとなかなか出てこないので、聞いたことない言葉やはじめて知ることは調べて、台本にメモしていました。そこは主演ならではの大変さだなと思いましたし、役を通じて、私も成長できたなと思いました。 ところどころに付箋が貼ってある鈴木ゆうかの台本 ──W主演ということで、同じプラチナムプロダクションに所属している小宮璃央さんも主演を演じています。小宮さんの印象はいかがでしたか? 小宮くんとは以前もお会いしたことはあったんですけど、改めて「子犬みたい」って思いました(笑)。年下で、人懐っこいんですよね。でも、ちゃんとスイッチが切り替えられる方で、取材とかも一緒に受けたんですけど、19歳とは思えないぐらいしっかりしてましたね。 W主演として、尾上慎二役を演じた “小宮璃央” ──小宮さんの他にも、石川翔鈴さんや西岡星汰さんなど、プラチナムプロダクション所属のタレントが多く出演されています。みなさんとお話する機会も多かったのではないでしょうか? そうですね、かなりアットホームな現場で、皆さん仲良くしてくれましたね。中でも、メインのキャストさんが大集合する日があって。シルバープランまではいかないですが、未来の話だったり、「どう生きていくか」みたいな真面目な話もしたり(笑)。人生について考えさせられるドラマなので、みなさんと自然とそういうお話ができて、勉強になりましたね。 黒田久美子を演じた “石川翔鈴” メイクルームにて あの大物俳優から届いたある粉とは……? ──撮影の裏で、「こんなことがあった!」というエピソードはありますか? えーなんですかね(笑)。でもラムネ食べると頭が働くっていうじゃないですか、だから一日何袋ぐらい食べるんだってくらい食べて、頑張ってセリフを覚えてました。あと、撮影中はとても忙しくて寝る時間も短かったので、モデルとは思えない服装をしていたり……(笑)。あ、あと、そうだ!川﨑麻世さんとお話しました!! ──川﨑麻世さん! 事務所の大先輩ですね! 今回、小百合の父の二ノ宮俊一郎役を川﨑麻世さんが演じているんですが、撮影の合間にお話させていただいたら、本当にお父さんみたいに優しくしてくれて。で、麻世さんと好きな食べものの話をしているときに「たこ焼きが好きです」って言ったら、おすすめのたこ焼きの粉を送ってくれたんですよ!(笑) 撮影が終わってから家族で食べたんですが、それが本当に美味しかったんですよね。お母さんも「美味しすぎて、もうこれ以外食べられないね」って言うぐらい!あれは本当に嬉しかったです。 ──麻世さん、流石のエピソードです!  あとは撮影期間中、私の誕生日があったんですが、祷キララちゃんがお手紙くれて、それもすごく覚えてます!今年はドラマの現場で、すごく忙しくしていたので、あまり誕生日を感じられなかったんですが、その中でお祝いしてくれたのがとても嬉しかったです。今年は仕事を頑張る25歳の誕生日でしたが、来年は愛犬のペロ(@pelogrammm)とゆっくりしたいですね(笑)。 愛犬・ペロと共にインタビューを受ける "鈴木ゆうか" ──ドラマの現場で長丁場の撮影となると、なかなか愛犬のペロちゃんに会えない時期も続いたのではないでしょうか? そうなんです!だから、お母さんに毎日写真とか動画を送ってもらっていました。あと、会えない日々が続いたので、アマゾンでおもちゃとか買って送ってました(笑)。途中でペロに会いたくて帰りたくはなっちゃったんですけど、「会えるまで頑張ろう」って励みになりましたね。 ──最後にドラマの見どころを教えてください。 『JKからやり直すシルバープラン』は新しい学園モノというところで、現役の高校生も、大人の方も幅広く楽しめる作品だと思います! 今、大変なご時世だからこそ、将来のことを考える機会が多いと思うので、そんなときにぜひ観ていただきたいです。 鈴木 ゆうか(すずき ゆうか) 1996年10月1日生まれ、東京都出身ファッション誌『non-no』専属モデル。ABEMA『オオカミちゃんには騙されない』では、恋をしているフリをしているというオオカミを演じ、一躍ティーンの話題の中心となった。また最近では1st写真集『ゆうペース』(玄光社)を発売するなど、女優・モデルとして多方面で活躍している。 《撮影現場 オフショットギャラリー》 連日の撮影でも笑顔を絶やさなかった石川翔鈴メイクの仕上げも入念に行う石川翔鈴昼食中、談笑する小宮璃央と西岡星汰撮影本番はリラックスモードから一転、現場に緊張感が生まれるお弁当を食べる西岡星汰万全の感染症対策で撮影は行われたカット割りやセリフ等を入念に確認するスタッフ陣インタビュー中、大人しく横で話を聞いていた愛犬・ペロ 【取材・撮影】高山諒(プラチナムタイムズ編集部)