• プラチナムプロダクションの公式サイトをリニューアルしました

    いつもご覧いただいている皆さん、プラチナムタイムズ編集長の新保です。普段は広告部に在籍しており、WEB広告のキャスティング提案やSNSの運営支援、 タレントのマネージメント、そしてこの『プラチナムタイムズ』の編集長などを担当しています。 タイトルにもある通り、このたびプラチナムプロダクションのコーポレートサイトがリニューアルしまして、この記事では、その業務に携わった身として、サイトリニューアルの背景や課題、芸能事務所に求められるサイトのあり方などをレポートします。 サイトリニューアルの背景・課題 これまでのプラチナムプロダクションのウェブサイトには大きく2つの課題がありました。 1つ目は何が伝えたいのか明確になっていないということです。従来のサイトは情報こそ乗っているものの、羅列されているにすぎず、優先順位が分かりにくかったです。一つ例をあげるとトップページ。 ▲旧サイト トップページ タレント検索への導線がわかりにくかったり、出演広告情報が唐突に現れたり、たくさん発信したい気持ちはわかりますが、ガチャガチャして見ずらいと思いませんか? そのため、サイトリニューアルする際には情報の優先順位をつけて整理してあげる必要がありました。 ここで一つ大事なのが、どのような人がプラチナムプロダクションのサイトを訪れるかということです。弊社所属のタレントは女優や俳優から、バラエティタレント、グラビアアイドル、レースクイーン、アイドルなど、かなり多岐に渡っています。 その中で、大きく分けて3つの属性の方がサイトにアクセスしていると考え、それぞれの立場の人が知りたい情報を考えてみました。 ①タレントのファンの方に対しては、タレントの詳細プロフィールと出演情報 ②タレントの情報を探しているテレビのリサーチャー、広告主や代理店・キャスティング会社に対しては、タレントの趣味特技含めた人となりがわかる情報や、コンポジと呼ばれるタレントの宣材写真やプロフィール、直近の仕事内容がまとめられていること。 ③所属タレント本人に対しては、常にタレント個人ページの情報が最新で出演経歴などがわかりやすくまとめられていること。 これらの属性の方にとって、ほしい情報を知ることができるというのがサイトリニューアルにあたって外せない条件でした。 2つ目の課題は、タレント一人だけの情報を見て閉じるという人が多かったということです。 プラチナムプロダクションのウェブサイトはありがたいことに、中小企業であるにもかからず、PV数がそこそこありました。 具体的な数字を出すと、2022年度で4,407,119PV、月間平均で約35万PVほどです。 ▲2022年1月1日~2022年12月31日までのアナリティクスデータ しかし、アナリティクスデータを見ていくと、SNSの発達によって出演情報をまとめているページが年間で6000回ほどしか見られなくなっていることなど、細かい改善点が見えてきました。 ▲2022年度:6,608PV また、各ページごとの連動もされていないため直帰率が高く、せっかく見に来てくれた方が他のタレントや、コンテンツページを見る機会を逃していました。 そのため前述の必要とされる情報の整理と、サイト内を循環してもらえるよな導線設計を重点的にリニューアルをしていきました。 こう変えました ■全体デザインの統一 リニューアルに際して、まず行ったのが、全体的なデザインを統一するということです。コーポレートカラーのグリーンを貴重として、ポップなイメージをもってもらえるように刷新。 ロゴのリニューアルを含め、デザイン会社さんに、何パターンももってきていただき、話し合いを重ねていきました。 ▲各デザインを比較検討 ■情報の整理 前述の通り、アクセスしていただいた方の属性を考え、それぞれが知りたい情報を優先して配置していきました。 ●所属タレントのファンの方には… タレント個人ページの充実を第一目標に、マネージャーが情報を更新しやすいよう複雑なWordPressでの入稿を簡易化し、マニュアルを設定。また、YouTubeやSNSの埋め込み、タレントがプロデュースするアパレルの販売ページなど、個人に寄り添った情報を載せられるよう、自由度の高いデザインにしました。 ▲新サイト タレント個人ページ ●テレビ・広告業界、クライアントの方には… テレビ番組や雑誌企画などでタレントを探している業界人に向けては、リサーチがしやすいよう検索機能を改良しました。特にフリーワード検索機能は、個人ページに記載のあるワードを全て拾うように設計したため、趣味や過去の経歴・エピソードなどを記載しておけばリサーチに引っかかるようになります。 ▲新サイト 検索画面 また、クライアントやTV局内、雑誌等の提案で上がりやすくなるように、タレント個人ページを簡易的なコンポジとして出力できるプリントボタンも設けました。 ■サイト内循環 前述の直帰率が高いという課題に対してアプローチしたことは、サイト内を循環してもらえるような仕組みを作るということです。 タレント個人ページ内に趣味や活動内容に応じたハッシュタグを設置した他、自社メディアである『プラチナムタイムズ』を訪れた方にも読んでいただけるよう、トップページに配置しました。 タレントやマネージャーが普段どのような思いで仕事をしているかといったことや、バズの裏側、事務所のオウンドメディアだからこそ話せるエピソードトークなど、タレントを深くまで知っていただけるコンテンツをサイトのトップに持ってくることで、タレントのファンの方にも、業界の関係者にも、楽しんでいただけるのではないかと思います。 ▲新サイト プラチナムタイムズ 最後に 今回リニューアルしたプラチナムプロダクションのサイトには、一つ一つのディテールに、私たちの情熱と誇りが込められています。ささいなことではありますが、弊社所属タレントに少しでも注目が集まるようにこれからも努力していきたいと思います。 ここまでお読みいただきましてありがとうございました。 【執筆】新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集長)高山諒(プラチナムタイムズ編集部)

  • プラチナムプロダクションの公式サイトをリニューアルしました

    いつもご覧いただいている皆さん、プラチナムタイムズ編集長の新保です。普段は広告部に在籍しており、WEB広告のキャスティング提案やSNSの運営支援、 タレントのマネージメント、そしてこの『プラチナムタイムズ』の編集長などを担当しています。 タイトルにもある通り、このたびプラチナムプロダクションのコーポレートサイトがリニューアルしまして、この記事では、その業務に携わった身として、サイトリニューアルの背景や課題、芸能事務所に求められるサイトのあり方などをレポートします。 サイトリニューアルの背景・課題 これまでのプラチナムプロダクションのウェブサイトには大きく2つの課題がありました。 1つ目は何が伝えたいのか明確になっていないということです。従来のサイトは情報こそ乗っているものの、羅列されているにすぎず、優先順位が分かりにくかったです。一つ例をあげるとトップページ。 ▲旧サイト トップページ タレント検索への導線がわかりにくかったり、出演広告情報が唐突に現れたり、たくさん発信したい気持ちはわかりますが、ガチャガチャして見ずらいと思いませんか? そのため、サイトリニューアルする際には情報の優先順位をつけて整理してあげる必要がありました。 ここで一つ大事なのが、どのような人がプラチナムプロダクションのサイトを訪れるかということです。弊社所属のタレントは女優や俳優から、バラエティタレント、グラビアアイドル、レースクイーン、アイドルなど、かなり多岐に渡っています。 その中で、大きく分けて3つの属性の方がサイトにアクセスしていると考え、それぞれの立場の人が知りたい情報を考えてみました。 ①タレントのファンの方に対しては、タレントの詳細プロフィールと出演情報 ②タレントの情報を探しているテレビのリサーチャー、広告主や代理店・キャスティング会社に対しては、タレントの趣味特技含めた人となりがわかる情報や、コンポジと呼ばれるタレントの宣材写真やプロフィール、直近の仕事内容がまとめられていること。 ③所属タレント本人に対しては、常にタレント個人ページの情報が最新で出演経歴などがわかりやすくまとめられていること。 これらの属性の方にとって、ほしい情報を知ることができるというのがサイトリニューアルにあたって外せない条件でした。 2つ目の課題は、タレント一人だけの情報を見て閉じるという人が多かったということです。 プラチナムプロダクションのウェブサイトはありがたいことに、中小企業であるにもかからず、PV数がそこそこありました。 具体的な数字を出すと、2022年度で4,407,119PV、月間平均で約35万PVほどです。 ▲2022年1月1日~2022年12月31日までのアナリティクスデータ しかし、アナリティクスデータを見ていくと、SNSの発達によって出演情報をまとめているページが年間で6000回ほどしか見られなくなっていることなど、細かい改善点が見えてきました。 ▲2022年度:6,608PV また、各ページごとの連動もされていないため直帰率が高く、せっかく見に来てくれた方が他のタレントや、コンテンツページを見る機会を逃していました。 そのため前述の必要とされる情報の整理と、サイト内を循環してもらえるよな導線設計を重点的にリニューアルをしていきました。 こう変えました ■全体デザインの統一 リニューアルに際して、まず行ったのが、全体的なデザインを統一するということです。コーポレートカラーのグリーンを貴重として、ポップなイメージをもってもらえるように刷新。 ロゴのリニューアルを含め、デザイン会社さんに、何パターンももってきていただき、話し合いを重ねていきました。 ▲各デザインを比較検討 ■情報の整理 前述の通り、アクセスしていただいた方の属性を考え、それぞれが知りたい情報を優先して配置していきました。 ●所属タレントのファンの方には… タレント個人ページの充実を第一目標に、マネージャーが情報を更新しやすいよう複雑なWordPressでの入稿を簡易化し、マニュアルを設定。また、YouTubeやSNSの埋め込み、タレントがプロデュースするアパレルの販売ページなど、個人に寄り添った情報を載せられるよう、自由度の高いデザインにしました。 ▲新サイト タレント個人ページ ●テレビ・広告業界、クライアントの方には… テレビ番組や雑誌企画などでタレントを探している業界人に向けては、リサーチがしやすいよう検索機能を改良しました。特にフリーワード検索機能は、個人ページに記載のあるワードを全て拾うように設計したため、趣味や過去の経歴・エピソードなどを記載しておけばリサーチに引っかかるようになります。 ▲新サイト 検索画面 また、クライアントやTV局内、雑誌等の提案で上がりやすくなるように、タレント個人ページを簡易的なコンポジとして出力できるプリントボタンも設けました。 ■サイト内循環 前述の直帰率が高いという課題に対してアプローチしたことは、サイト内を循環してもらえるような仕組みを作るということです。 タレント個人ページ内に趣味や活動内容に応じたハッシュタグを設置した他、自社メディアである『プラチナムタイムズ』を訪れた方にも読んでいただけるよう、トップページに配置しました。 タレントやマネージャーが普段どのような思いで仕事をしているかといったことや、バズの裏側、事務所のオウンドメディアだからこそ話せるエピソードトークなど、タレントを深くまで知っていただけるコンテンツをサイトのトップに持ってくることで、タレントのファンの方にも、業界の関係者にも、楽しんでいただけるのではないかと思います。 ▲新サイト プラチナムタイムズ 最後に 今回リニューアルしたプラチナムプロダクションのサイトには、一つ一つのディテールに、私たちの情熱と誇りが込められています。ささいなことではありますが、弊社所属タレントに少しでも注目が集まるようにこれからも努力していきたいと思います。 ここまでお読みいただきましてありがとうございました。 【執筆】新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集長)高山諒(プラチナムタイムズ編集部)