大の映画好き・羽鳥早紀が厳選する “2021年に観た映画BEST5″

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モデル・女優として活躍し、現在放送中のABEMA『私の年下王子さま 100人の王子編』にも出演している羽鳥早紀

そんな羽鳥は年間365本以上の映画を鑑賞する大の映画好きで、
自身のInstagramでも #1日1映画 のハッシュタグで積極的に映画のレビューを発信しています。

今回はその中から『2021年に観た映画BEST5』を紹介してもらいます!

羽鳥 早紀(はとり さき)

1992年7月19日生まれ、茨城県出身。
ABEMA『私の年下王子さま 100人の王子編』出演、ミス・ワールド・ジャパン2019で実行委員長賞を受賞するなど、モデル・女優として活動中。サッカー観戦や競馬予想など数多くある趣味の中でも、映画鑑賞は1日1本観るほど好き。


羽鳥早紀が選ぶ2021年に観た映画 “NO.5”
『セッション』(2014・アメリカ)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

第87回アカデミー賞で助演男優賞のほか計3部門を受賞した音楽ドラマ。

世界に通用するジャズドラマーになろうと主人公のニーマンは決意し、名門音楽学校に入学します。しかし彼を待ち受けていたのは、ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏をさせるためには暴力も辞さない鬼教師のフレッチャーでした。

狂気の沙汰とはまさにこのことだと思わせる作品。
ニーマンもフレッチャーも普通ではない。しかし最後はそれぞれのゴールにたどり着きます。

正直、セクハラ・パワハラ・モラハラのオンパレードで受け付けない人も多数いると思いますが、自分の快楽の為に高見を目指し、世の中の常識やルールにとらわれないという姿は心に響くものがありました。

一流になるにはこのくらいの狂気や必死さがないといけないし、このくらいでいいやと一度でも諦めるとその先の世界を見ることができないことをこの作品から教えられました。

この作品を見る前は正直広く浅く色んなことをしていたし、全てが中途半端で熱く語れるものがありませんでした。しかし、それは自分が怠惰だったからなのだとこの作品をみて気付かされました。

一つのことを探求できていないなと感じる人や、本気で何らかの頂点を目指したい人に是非観て欲しいです。


羽鳥早紀が選ぶ2021年に観た映画 “NO.4”
『モキシー 私たちのムーブメント』(2021・アメリカ)


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学校での性差別に立ち向かう女子高生たちの奮闘を描いた青春映画。

内向的な性格の主人公のヴィヴィアンは、学校内での性差別や不公平な環境に不満を持っており、反骨精神旺盛の母とどんな嫌がらせにも屈しない転校生のルーシーに感化され、匿名で校内の性差別を訴える「Moxie」という冊子を作ります。

この冊子がきっかけで学校内で革命が起き始めます。

フェミニズムやガールズパワーという言葉だけでは語るには勿体ない作品。全てのマイノリティに刺さる内容になっています。

スクールカーストや容姿、学力…。
私自身も美しい人やスタイルが良い人、優秀な人を目の当たりにするとついつい比べてしまい、気持ちが沈んでしまうこともあります。

しかし、人と比べても意味が無いし、自分の好きなように正々堂々と生きているだけでみんな素敵だし、キラキラ輝いて見えると、この作品を観ると思わせてもらえます。

是非、人と比べて落ち込む人や自分自身を愛してあげられていないな、という方に観て欲しいです。


羽鳥早紀が選ぶ2021年に観た映画 “NO.3”
『生きる』(1952・日本)


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名作すぎておすすめするのも野暮ですが、黒澤明監督の作品の中でも一番好きな作品です。

癌で余命幾ばくもないと知った主人公の渡辺は、これまでの無意味な人生を悔い、人間が本当に生きるということの意味を考え、最後に市民の為に奔走するヒューマンドラマ。

最初のナレーションでは「生きていない」男が癌宣告をされるが、それが後半の通夜の回想シーンでは「生きていた」。それは渡辺が生きた証である公園という場所で生きて死んだから。

途中、渡辺がまだやれることがある!と決意したときに「ハッピーバースデー」の歌が流れてくるところがとても印象的です。

人は生活していることを“生きている”と思いがちですが、ただ寝て・食べて・仕事して…だけでは本当の意味の“生きている”ではないと、この映画を観ているとひしひしと感じます。

自分の生きた証、それは地位や名誉も勿論含まれるでしょうが、それよりも「どれだけ人のことを思って生きているか」なのではないかと思わされ、自分自身のこれまでの生活や行いを見つめ直すきっかけになった作品です。

まさに “人生哲学” とはこういうことかと思わせてくれる映画。


羽鳥早紀が選ぶ2021年に観た映画 “NO.2”
『TENET テネット』(2020・アメリカ)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

クリストファー・ノーラン監督が描く世界観がどれも好きですが、この作品は最も分析し、冒頭から最後までずっと引き込まれました。

ノーラン監督の哲学的で天才と呼ばれる構成力は唯一無二の才能で魅力的です。ただ、この映画は何度も観ることをおすすめします。

過去と現在という時間が逆行する為、極めて難解。
しかも主人公に名前がない、バックボーンも曖昧…という意図的な組み立てに初見は翻弄されると思います。

全て綺麗に辻褄が合うかというとそうでもなく、多少ツッコミどころもあるのがまた観ていて楽しいです。

ノーラン監督の“時間”というテーマにこだわってきた部分も私は好きで、今ある時間が有限にあるわけではないと分かっていますが、ついつい無駄に時間を過ごしてしまいがち。

そんな時に「時間を戻せたら…」と思いますが、それを仮想空間で疑似体験させてくれるのがノーラン監督の作品。

しかし、一度ねじれたものは元通りに修復するのは大変だと、この映画を観終わった後に思うでしょう。


羽鳥早紀が選ぶ2021年に観た映画 “NO.1”
『マイ・フェア・レディ』(1964・アメリカ)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

オードリー・ヘップバーンの可愛らしさが輝いており、私が映画を好きになったきっかけの作品です。

ロンドンの下町の花売り娘イライザが、言語学の教授ヒギンズから下品な言葉遣いを直せば一流の淑女になれると言われ、猛勉強をして美しいレディに変貌するシンデレラストーリーで、1964年のアカデミー賞主要8部門を独占した名作です。

ミュージカル映画でもありますが、コメディ要素もあり飽きさせない。
イライザ、イライザの父、ヒギンズ教授のやりとりが最高に面白い。特に“間”が絶妙。

そんな面白いやりとりをしていたイライザが、美しい淑女になり舞踏会に行く姿は目を見張るものがあり同性でもうっとりしました。衣装も勿論素敵で、仕草が麗しくて可愛らしい。

オードリー・ヘップバーンに自分を重ねるのもおこがましい話ですが、田舎育ちの私はこの仕事を始めたときは原稿読みが下手くそで、イントネーションも訛りがあっておかしかったです。語尾が尻上がりになるのが自分では気付いていなくて矯正するのに大変苦労した記憶があります。

そんな時に観た作品がこのマイ・フェア・レディ。

言葉だけでなく仕草も可憐で、上品な女性になろうと日本舞踊やウォーキング、マナーを学び始めたのもこの作品がきっかけです。

私の節目節目でいつも勇気をくれるので、マイ・フェア・レディは心の拠り所になっています。


とても熱の入った映画紹介、ありがとうございました!
過去の名作から今年の話題作まで幅広い作品がありましたが、皆さん気になる作品はありましたか?

年末年始のお休み期間、ぜひ羽鳥のオススメ映画を観てみてくださいね。ではまた。

【取材・執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集部)

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