こんにちは、プラチナムタイムズ編集部です!
本コラムでは芸能事務所の現役マネージャーでもある編集部メンバーが、最近気になったエンタメ業界を驚かせたビジネスニュースに対して “マネージャー視点” で取り上げる対談企画です。
◆2022年 年間TV出演本数ランキングを『ラヴィット!』で発表!
<参考記事>
異例の『ラヴィット!』生発表 川島明がオードリー春日に8本差で勝利
https://www.oricon.co.jp/news/2259427/full/
毎年恒例のニホンモニターの『2022テレビ番組出演本数ランキング』、今年はなんと『ラヴィット!』の生放送中に公開されました。
例年プレスリリースで発表しているものなので、驚きましたね。
『ラヴィット!』MCの麒麟・川島さんは年間出演536本と2位でした。昨年は上位10人中8人がお笑い芸人でしたが、今年は10人中9人がお笑い芸人。タレントで唯一上位10位以内に入ったのは林修さんでした。
昨年と比較して番組出演本数を増加させた『2022ブレイクタレント』でも1位からモグライダー、錦鯉とM-12021ファイナリスト組が続きます。10位以内のタレントではゆうちゃみさん、井桁弘恵さんがランクインしていました。
<参考記事>
オリコンニュース:【TV出演ブレイク】モグライダーが1位に 錦鯉は2位で『M-1』芸人が躍進
https://www.oricon.co.jp/news/2260462/full/
そしてビデオリサーチからは「2022年テレビ視聴率総まとめ」が発表されました。
リアルタイム視聴率ランキングではワールドカップやオリンピックなど上位をスポーツ中継が占めており、タイムシフト視聴率ランキングは『鬼滅の刃』『SPY×FAMILY』といったアニメと『ミステリと言う勿れ』『元彼の遺言状』等のドラマがランクインしています。
◆ホロライブ、YouTube上でカウントダウンライブを実施!
年末のテレビの風物詩と言えば『紅白歌合戦』ですが、VTuber界でも年末の催しが行われるようです。
VTuber事務所のホロライブプロダクションが、大晦日の12月31日23時から1月1日にかけてYouTube上でカウントダウンライブを配信します。
所属タレント53名が出演して、歌のライブや、「今年はカラダ張ります!! 2023年 ホロスターズ新年初笑いスペシャル!」と題したバラエティーパートもあるようです。
にじさんじも総勢80名以上が出演する年末3DAYSの『にじさんじユニット歌謡祭2022』を開催していますね。
<参考記事>
Yahooニュース(Impress Watch):「にじさんじユニット歌謡祭2022」本日より3日間開催!
https://news.yahoo.co.jp/articles/4af82df6ca72a94707d017263c49b4211b32e706
VTuber業界全体で盛り上がってる感じがします。YouTubeの配信番組なども含めて、年末に楽しむエンタメも多様化していますね。
◆ステルスマーケティング、法規制へ
<参考記事>
「ステマ」法規制へ 消費者庁、広告主を行政処分
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE260PX0W2A221C2000000/
消費者に広告であることを隠してプロモーション投稿などをするステルスマーケティングについて、景品表示法の不当表示の項目に追加されることになりました。
これまでステマ自体は明確に違法ではないグレーゾーンでしたが、今後は景表法違反として広告を依頼した事業者名の公表や刑罰が科されることとなります。
これまでも広告代理店などが加盟している業界団体のWOMマーケティング協議会からステマ防止のガイドラインが発表されたり、Instagramなどのプラットフォームでも広告であることを示すブランドコンテンツタグの設置が義務付けられたりと、プロモーション投稿に関する整備は進んできていました。
<参考記事>
WOMJガイドライン
https://www.womj.jp/85019.html
事務所としてタレントを守るためにも、各種法律やプラットフォームの規制事項などの情報は正しくキャッチアップしていきます!
今月気になったニュースはこんなところで。
来年はどんな驚くニュースが入ってくるのか、今から楽しみです。
【執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集部)