こんにちは、プラチナムタイムズ編集部です!
本コラムでは芸能事務所の現役マネージャーでもある編集部メンバーが、最近気になったエンタメ業界を驚かせたビジネスニュースに対して “マネージャー視点” で取り上げる対談企画です。
Twitter、認証マーク等の仕様を変更
<参考記事>
Gigazine:イーロン・マスクがTwitterの新しい認証済みバッジでは「個人が青」「企業が金」「政府がグレー」のチェックマークに変わると発表
https://gigazine.net/news/20221127-elon-musk-twitter-verify-accounts/
イーロン・マスク氏のTwitter買収以降、Twitterの機能変更のニュースが多かったですね。
所属タレントの多くがTwitterアカウントを持っていることもあり、注意深く情報を追っていました。
いくつか機能の変更がありましたが、タレントに大きく関係するのはやはり認証マークについてですね。
月額制の有料サービスのTwitter Blueに登録することで認証済みバッジを取得することができるようになりました。
これまでの認証済みバッジは企業や芸能人などのアカウントが正式なものであることを審査を経て証明するものでしたが、これからは月額料金を払えば誰でも表示されるものとなります。
現に認証済みバッジを利用した、なりすましアカウントが増えたことで、11月半ばから新たなTwitter Blueへの加入を一時停止しています。
パロディであることを明示していないなりすましアカウントは、永久停止するという発言もありましたが、SNSでの悪質ななりすましアカウントは昔から悩まされていることでもあるので、きちんと整備されることを願っています。
<参考記事>
ITmedia:「Twitterのなりすましアカウントは永久停止にする」──イーロン・マスク氏がツイート
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2211/07/news103.html
これらの機能変更も11月30日現在のもので、まだまだ変更がありそうです。
引き続き、タレントに関連する機能変更を見逃さないよう注視していきましょう。
エイベックス、次世代スターの発掘・育成組織設立
<参考記事>
日本経済新聞:エイベックス、世界で活躍できるスター育成の組織設立
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC011ZP0R01C22A1000000/
エイベックスが、グローバルで活躍するスターを育成する組織「avex Youth」を立ち上げました。
人材発掘と育成に5年間で50億円規模を投資する予定とのことで、業界でも最大級の育成組織です。
初年度では25,000人超の候補の中から約100名をavex Youthメンバーとして選出しており、今後も毎年20,000人を目標に発掘を続けていくそうです。
コロナ禍で地方の方が東京に来る機会が減ったり、大きなファッションショーイベントなどの有観客開催も制限されている中で、人材発掘の要であるスカウトも難しくなっています。
avex Youth チームのインタビューの中で、「育成しながら発掘も担当すると、育成人材とのコミュニケーションに追われて発掘の優先度が下がってしまうことがある」という旨の記述がありますが、当社でも当てはまるところがあるなと思いました。
しっかりと投資された『発掘専任のチーム』があるのは重要だと感じます!
<参考記事>
エイベックス公式:世界で活躍する次世代のスターを発掘・育成新組織「avex Youth」が目指す姿
https://avex.com/jp/ja/contents/avex-youth/
ジャニーズ、コンサートのコロナ対策ガイドラインを緩和
<参考記事>
オリコンニュース:ジャニーズ、コンサートのガイドライン緩和で“声出し”容認 不織布マスク着用の条件で「一時的に大きな声を出されることも結構です」
https://www.oricon.co.jp/news/2257093/full/
明るいニュースです。
ジャニーズ事務所が政府の行動制限の緩和が進んできたことを受け、コンサート開催時のガイドラインを緩和することを発表しました。
会場内での不織布マスクの着用や、基本的な三密対策があるうえで、会話レベルの声量での歌唱や、出演者とのコールアンドレスポンスなどもOKになるんですね!
アーティスト事務所の大手が先陣を切ったので、他の事務所やフェスなどを主催する企業が、今後どう踏み切るのか動向が注目されます。
声出しできることで観客が楽しめることはもちろん、アーティスト側もその声でテンションがあがって良いパフォーマンスに繋がりますよね。
感染者数の状況次第では緩和していないガイドラインでの実施もあるとのことですが、様子を見ながら柔軟に対応していけると良いですね。
今月気になったニュースはこんなところで。
12月はどんな驚くニュースが入ってくるのか、今から楽しみですね。ではまた。
【執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集部)