こんにちは、プラチナムタイムズ編集部です!
本コラムでは芸能事務所の現役マネージャーでもある編集部メンバーが、最近気になったエンタメ業界を驚かせたビジネスニュースに対して “マネージャー視点” で取り上げる対談企画です。
◆課金制ファンクラブプラットフォームFOLLOW MEが5月末でサービス終了
<参考記事>
FOLLOW MEサービス終了のお知らせ
https://www.nunw.jp/news/i0ihvgyiv/
UUUMのグループ会社である株式会社NUNW株式会社が運営する課金制ファンクラブプラットフォーム「FOLLOW ME」がサービス終了することが発表されました。
どんなサービスかというと、会員制のSNSのようなイメージでサブスクリプション登録したファン向けに画像や動画投稿、ライブ配信などができるサービスです。
1からファンクラブサイトを構築しなくても、イニシャルコストをかけずにファンクラブを開始することができます。
類似サービスではFans’やFanicon、Mi-glamuなど、様々なサービスが乱立してきましたが、最近ではモデルプレスが運営するMi-glamuの利用者が多いように思います。
ファンクラブ関連のニュースで言えば、AKB48が韓国の大手芸能事務所・HYBEが運営する「Weverse」に参加することが発表されました。
245の国と地域に6500万人のユーザーを持つ巨大グローバルプラットフォーム、今後の動向にも注目です。
<参考記事>
ENCOUNT:AKB48がHYBE運営の「Weverse」に参入 BTS、LE SSERAFIMらが参加 ユーザー6500万人
https://encount.press/archives/447557/
◆経団連、エンタメコンテンツ産業への提言を発表
<参考記事>
gamebiz:経団連、エンタメコンテンツ産業への戦略的・一元的な政策対応を求める提言を発表 日本作品の海外市場規模を21年4.5兆円から33年に15~20兆円目指す
https://gamebiz.jp/news/366988
経団連のエンターテインメント・コンテンツ産業等の振興を目的として設立されたクリエイティブエコノミー委員会が、日本のエンタメコンテンツ産業への提言を発表しました。
日本発のコンテンツの海外市場規模を2021年の4.5兆円から2033年には15~20兆円まで引き上げることを目指すものです。
経団連の提言は政府と民間の両方に働きかけるものなので業界へのインパクトもありそうです。
内容としてはクリエイターの育成体制の整備や官民連携の司令塔となるコンテンツ庁の新設、海外展開の取り組みなど、5つの施策が軸となっています。
省庁関連のニュースで言えば、総務省がテレビ局・制作会社とトラブルになった人向けの相談窓口「放送コンテンツ製作取引・法律相談ホットライン」を4月7日に開設しました。
制作費の減額や著作権の帰属先など、番組制作上で出てくるトラブルについて、弁護士に電話相談できます。
◆UUUMグループ会社がアパレルECサイトをオープン!
<参考記事>
FASHIONSNAP:UUUMグループ会社がアパレルECサイトをオープン、第1弾は中島美嘉によるアイテムを販売
https://www.fashionsnap.com/article/2023-04-07/frontrowbyuuum/
UUUMのグループ会社であるP2C StudioがファッションブランドECモール「フロント ロウ バイ ウーム(FRONT ROW by UUUM)」を4月12日にオープンしました。
第一弾では中島美嘉さん、第二弾はAKB48の千葉恵里さんが発表されました。
公式YouTubeではECサイト用の撮影の様子のメイキングなどがアップされています。
ECモールとして発表しているのは、今後多くのブランドを拡充していくことを示唆していますね。
このようなP2Cブランドでは、日本テレビのアナウンサーチームが昨年9月に立ち上げたアパレルブランド「Audire」もありますね。
3月にはポップアップイベントもしており、今後の動向も気になります。
今月気になったニュースはこんなところで。
来月はどんな驚くニュースが入ってくるのか、今から楽しみです。
【執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集長)