大の映画好き・羽鳥早紀が厳選する”秋の夜長に観たい映画3選”

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モデル・女優として活躍中の羽鳥早紀

そんな羽鳥は年間365本以上の映画を鑑賞する大の映画好きで、
自身のInstagramでも #1日1映画 のハッシュタグで積極的に映画のレビューを発信しています。

肌寒くなってきた今回は『秋の夜長に観たい映画3選』として、じっくり時間をかけて楽しみたい映画を紹介していただきます!

※以下、映画関連の画像は公式ビジュアルを引用いたします。

羽鳥 早紀(はとり さき)

1992年7月19日生まれ、茨城県出身。
ABEMA『私の年下王子さま 100人の王子編』出演、ミス・ワールド・ジャパン2019で実行委員長賞を受賞するなど、モデル・女優として活動中。サッカー観戦や競馬予想など数多くある趣味の中でも、映画鑑賞は1日1本観るほど好き。

1.秋の夜長に観たい映画
ビッグ・アイズ (2014・アメリカ)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

実在する画家のマーガレット&ウォルター・キーン夫妻が起こした事件を描く伝記映画です。

妻のマーガレットが描いた大きな瞳が特徴的な作品〈ビッグ・アイズ〉シリーズを夫のキーンが自分名義で販売し、富と名声を手に入れたことから世間を揺るがす大きな出来事になっていく内容です。

監督はファンタジーな作品を数多く世に送り出す、ティム・バートン監督。バートン監督の不気味だけど可愛らしい世界観はビッグ・アイズの作品と、どこか通ずるものを感じます。

しかしこの作品の見どころは、嘘に嘘を重ねると何が本物で何が偽物なのか分からなくなるということが、過激にテンポ良く描かれているということです。

また、女性差別の問題を色濃く表現しており、当時(1958年代)の男社会からマーガレットが自立して飛び立とうという物語をティム・バートン監督は芸術的に描いています。

芸術の秋を堪能しながら、フェミニズムについて考えるきっかけになる作品です。

2.秋の夜長に観たい映画
ある少年の告白 (2018・アメリカ)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

同性愛の矯正を両親に強いられた青年を描いているヒューマン映画です。

この作品は実話ベースで、牧師の家に生まれた青年が自分は同性愛者と気づき、親に矯正施設に入れられるという震えるような内容になっています。

そもそもアメリカに同性愛を治す“矯正施設”というのがある現実に驚き、そしてその中で行われる洗脳的で非人道的、なおかつ淡々とした行為に目を背けたくなるかもしれませんが、是非最後まで観て欲しいです。

宗教や信仰を考えるにあたり、人間の尊厳が重要になってくると思うのです。しかし、この作品はあまりにも理不尽で非道徳で人間のエゴに反吐が出そうなくらい心が苦しくなります。

そんな中でも母の温かな愛情に救われるシーンもあり、終わる頃には観ている人の感情をぐちゃぐちゃにしてくる作品です。

セクシャルマイノリティについて、家族の再生、宗教や信仰の在り方をこの作品をきっかけとして秋の夜長に考えてみるのはいかがでしょうか。

3.秋の夜長に観たい映画
ソウルフル・ワールド (2020・アメリカ)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

生まれる前にどんな自分になるのか決める「魂(ソウル)の世界」を描いたピクサーのアニメーション映画です。

アニメーション映画だから子供向けと思われるかもしれませんが、内容はすごく哲学的で人生やマインドを描いています。

主人公のジョーはミュージシャンになる夢を叶えようとしてもがいている。片やもう1人の主人公である22番はやりたいことが無い。

この対比がこの作品の理解度を高めるポイントだと思います。

この作品では、人は生まれながらにして生きる意味や目的、好きなことなどを求められ、そして期待されて生きていることを表現しており、それによってジョーと22番の二人が翻弄されているように私は感じました。

でもある時、主人公は「夢を追いかけてどうする?今を一瞬一瞬大切に、そして感謝しないと夢を叶えても満足しない」ということに気付きます。これは小さな幸せを見つけるということも同時に教えてくれているような気がします。

この作品は疲れた現代人に心の整え方を教えてくれる、そんな映画です。


今回は羽鳥早紀がどこか考えさせられるところがあり、じっくり時間をかけて楽しみたい作品を紹介しました。

皆さんも素敵な映画の秋をお過ごしください。ではまた。

【取材・執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集部)

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