こんにちは、プラチナムタイムズ編集部です!
本コラムでは芸能事務所の現役マネージャーでもある編集部メンバーが、最近気になったエンタメ業界を驚かせたビジネスニュースに対して “マネージャー視点” で取り上げる対談企画です。
◆集英社がAIグラビア写真集を発売!
<参考記事>
ITmedia:集英社、“AIグラビア”発売 実在しない“妹系美少女” 編集部が画像生成
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/29/news148.html
TwitterでもAIで生成したグラビアの画像を見ることが多くなっていましたが、集英社からAIモデルの「さつきあい」の写真集が発売されました。
過去にもGUがバーチャルモデルを商品着用モデルにしたり、貝印が広告にバーチャルモデルを起用したりしてきましたが、ついにAIで生成したモデルでの実物のモデルの仕事が代替される事例が出てきました。
前述の「さつきあい」は公式Twitterも開設して仕事の問い合わせ用メールアドレスも公開しています。
プロフィール欄だけ見ると、実在のフリーモデルみたいです。
これからどのように活動していくのか気になりますが、一方でAI画像関連の著作権問題も議論されています。
学習用のデータとして、実在のグラビアモデルの画像を読み込ませているはずですが、現状今の法令ではセーフとされています。
この辺のルールの整備も気になるところです。
<参考記事>
ABEMATIMES:「リアルと判別不能」ついに動き出した“AI美女” 自動生成される“作品”に著作権はあるのか?
https://times.abema.tv/articles/-/10079112
◆東京ガールズコレクション運営のW TOKYOが上場へ!
<参考記事>
FASHIONSNAP:「東京ガールズコレクション」運営のW TOKYOが6月に東証グロース上場へ
https://www.fashionsnap.com/article/2023-05-26/wtokyo-ipo/
「東京ガールズコレクション」を企画運営するW TOKYOが、東京証券取引所グロース市場への新規上場の承認を受けて、6月29日の上場を予定しています。
大株主には『秘密結社 鷹の爪』のコンテンツホルダーであるDLEや、2017年のAUTUMN/WINTERから冠協賛についているマイナビ、「giralswalker」を共同運営するベクトルなどが名を連ねています。
有価証券報告書にはTGCの地方開催についても章立てられていて、今後の地方展開への意欲を感じます。
直近では企業版ふるさと納税制度を利用して、岩手県一関市で「TGC teen ICHINOSEKI 2023」を開催しましたね。
地元の一関市民モデルがランウェイを歩いたり、アーティストと地元学生とのコラボパフォーマンスステージがあったりと、地方創生への取り組みがありました。
<参考記事>
ForbesJAPAN:企業版ふるさと納税で一関市に「TGC」を呼び込む|クレイ勇輝
https://forbesjapan.com/articles/detail/61043
◆ソニー、「二次創作グッズ」の販売ストアをオープン!
<参考記事>
SonyMusicGROUP:ファンアート(二次創作)のグッズを販売・購入できるオンラインストア『MashRoom Cafe』をオープン
https://www.sme.co.jp/pressrelease/news/detail/NEWS001801.html
ソニー・クリエイティブプロダクツが二次創作グッズを販売・購入できるオンラインストア「MashRoom Cafe」をオープンしました。
ファンが自分が作ったファンアートをMashRoom Cafeにアップロードして、著作権者から承認されるとグッズ販売が開始される仕組みです。
第一弾ではYOASOBIの『はじめての-EP』収録曲の世界観をイメージしたファンアートの投稿を募集しています。
今後はアニメや漫画、キャラクター、音楽、小説、スポーツなど、幅広いジャンルでファンアートの展開をしていくとのことです。
今月気になったニュースはこんなところで。
来月はどんな驚くニュースが入ってくるのか、今から楽しみです。
【執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集長)