こんにちは、プラチナムタイムズ編集部です!
本コラムでは芸能事務所の現役マネージャーでもある編集部メンバーが、最近気になったエンタメ業界を驚かせたビジネスニュースに対して “マネージャー視点” で取り上げる対談企画です。
◆ゆうこす率いる事務所 ”KOS” が元アイドルのためのリバイバルオーディション開催
<参考記事>
PR TIMES:応募資格、元アイドル。ゆうこす率いる事務所”KOS”が「#リバイバルオーディション」開催決定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000038070.html
自身も元アイドルであるゆうこすさんが、元アイドルのためのオーディションを開催することを発表しました!
オーディション合格者の方には1000万円の活動費やマネージャーが就いてのサポートなど、次のステップを考えている方には魅力的な特典ですね。
「ブランドを作りたい」「インフルエンサーとして活躍したい」など、どんな夢でもサポートしてもらえるというのはすごいチャンスですね。
アパレルブランド「Her lip to」を経営している小嶋陽菜さんや、YouTube「my channel」が好調な白石麻衣さん、作家として活動する大木亜希子さんや、振付師に転身したカミヤサキさんなど、引退後に活躍の幅を広げている方がいる一方、セカンドキャリアに悩んでいる元アイドルがいることも事実です。
大木さんが元AKB48グループの8名にインタビューした書籍『アイドル、やめました。 AKB48のセカンドキャリア』でも、彼女たちのリアルな悩みや葛藤が綴られていました。
元AKB48の島田晴香さんはセカンドキャリア支援のための株式会社Dctを立ち上げ、社会人として必須のビジネスマナーやPCスキルを指導する活動を行なっています。
アイドルに限らず、多くの人が社会人としてキャリアスタートする20代前半を芸能活動に捧げたタレントを支援する仕組みは我々事務所としても考えていくべき課題ですね。
<参考記事>
クラインクイン:元AKB48島田晴香さんがアイドルのセカンドキャリアを支援 一般企業に就職した元メンバーが語る「進路に迷う後輩の目標に」
https://www.crank-in.net/interview/107646/1
◆24時間テレビ、昨年度より視聴率が上昇
<参考記事>
Screens:『24時間テレビ45 会いたい!』リアルタイムで視聴した人は日本全国で約7458.6万人
https://www.screens-lab.jp/article/28242
夏の風物詩、24時間テレビが今年も日本テレビで放送されました。
今年のメインパーソナリティーはYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」のメンバーである二宮和也さん、中丸雄一さん、山田涼介さん、菊池風磨さんの4人。
YouTubeユニットとしてパーソナリティーを務めるのは初の試みです。
そのYouTube内でも、今年4月から24時間テレビに向けた動画を毎週投稿していたり、生放送中にも1時間に1本ペースでショート動画を投稿していたりと、YouTubeチャンネルを持っている強みを存分に発揮していたように思います。
そのようなTV以外での発信の甲斐もあってか、今年の視聴率は関東個人8.1%・世帯13.8%と昨年度より上昇しています。
また、あまり目にする機会は少ない指標ですが、番組の放送時間を通じて平均でどれだけの人が視聴していたかを表す平均視聴人数は981.7万人、番組を1分以上視聴した人の数を表す到達人数は7458.6万人でした。
<参考記事>
ビデオリサーチ:「24時間テレビ45 会いたい!」全国で推計7458.6万人が視聴 ~「全国32地区 テレビ視聴率・到達率」から「平均視聴人数・到達人数」を推計~
https://digitalpr.jp/r/62325
余談ですが、8月は地上波だけでなく、YouTubeでも夏休みらしい特別感のある動画がいくつかありました。
ヒカキンが総勢22名の有名YouTuberを追いかける「ヒカキンおにごっこ 2022夏 – 逃げ切れたら全員に100万円」は1000万再生、東海オンエアの「寝たら即帰宅の旅」は計2100万再生、ヘラヘラ三銃士の女性YouTuber23名の大運動会企画は前後編合わせて450万再生と、常にランキング上位に大型企画が入っていたように思います。
◆『ラジコプレミアム』の会員数が100万人に到達!
<参考記事>
Screens:NCV、ケーブルテレビ事業者25社と全国230万世帯対象PF「ロコテレ動画」の実証開始
https://www.screens-lab.jp/article/28081
パソコンやスマホでラジオが聴けるサービス「radiko」の有料会員数が100万人を突破しました。
有料の「ラジコプレミアム」では、自分の住んでいるエリア外の放送も聞けるようになります。
100万人の内訳をみると、20代・30代がそれぞれ18%と、若年層の登録も多いですね。
無料会員を含めた月間ユニークユーザーも約900万人と、スマホ端末での視聴やタイムフリーでの視聴など、新たな視聴習慣が根付いているように感じます。
6月にリリースされたオールナイトニッポンの過去音源が聴ける「オールナイトニッポンJAM」のサブスク会員も、半数が20代だそうです。
<参考記事>
日刊スポーツ:「オールナイトニッポン」サブスク解禁 ラジオ初、特定番組の聞き放題/担当を直撃
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202208310000072.html
TVerのアプリダウンロード数も先月5000万を突破していましたね!
TVerでもティーン層の利用が増えているそうなので、若者離れと言われているマスメディアも届け方次第で若年層に届くことが表れていそうです。
<参考記事>
Tver:累計アプリダウンロード数5000万突破! ~Teen層の利用拡大・MUBは前年比171%に~
https://tver.co.jp/news/20220722-1.html
今月気になったニュースはこんなところで。
9月はどんな驚くニュースが入ってくるのか、今から楽しみですね。ではまた。
【執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集部)