モデル・女優として活躍中の羽鳥早紀。
そんな羽鳥は年間365本以上の映画を鑑賞する大の映画好きで、
自身のInstagramでも #1日1映画 のハッシュタグで積極的に映画のレビューを発信しています。
もうすぐ夏本番間近の今回は『海外旅行に行きたくなるような “外国の風景が浮かぶ映画3選”』として、旅行気分が高まる映画を紹介していただきます!
※以下、映画関連の画像は公式ビジュアルを引用いたします。
羽鳥 早紀(はとり さき)
ABEMA『私の年下王子さま 100人の王子編』出演、ミス・ワールド・ジャパン2019で実行委員長賞を受賞するなど、モデル・女優として活動中。サッカー観戦や競馬予想など数多くある趣味の中でも、映画鑑賞は1日1本観るほど好き。
1. 外国の風景が浮かぶ映画
パーム・スプリングス(2022・アメリカ)
リゾート地でタイムリープに巻き込まれる男女のラブコメディ映画です。
アメリカ・カリフォルニアの結婚式場としても人気のリゾート地パーム・スプリングスを舞台に、永遠に結婚式の宴が繰り返される日々が描かれています。
大体、タイムリープ系の類いは「脱出」を試みるのが命題とされていますが、この作品では主人公の男性・ナイルズはタイムリープから抜け出そうとせずにバカンスを満喫しちゃっているタイプ。しかし、もう一人の主人公女性・サラは脱出したいタイプ。
その二人が混ざり合って生まれる愛情。
しかしバカンスというのは、紆余曲折な普段の日々があるからこそ楽しいのだと思わされます。
この作品は同じ日が繰り返されることが悲観的に描かれるというよりは、ユーモアにそしてコミカルに描かれているので、観ているだけでバカンスにいるような気分にさせてもらえます。
休日の晴れた日の昼下がりに、冷たいドリンク片手に持って観るのに最適な映画です。
2. 外国の風景が浮かぶ映画
エブリシング(2017・アメリカ)
窓越しの海の世界にエモさを感じる青春ラブストーリーです。
主人公のマデリンは重い病気を抱えており、生まれてからずっと家の中で過ごしてきました。
そんなマデリンは、隣に越してきた青年と窓越しにやりとりをしていつしか彼に恋に落ちてしまうというストーリーなのですが、ずっと家の中にいたマデリンが家から出たい!と思う気持ちは、コロナ渦のステイホーム中の気分にどこか重なります。
その願望を叶えてあげようと、青年は窓ガラス一面に海の写真を貼り付けるのですが、そのシーンがなんとも言えないぐらい綺麗でエモいです。この映像を観たら、綺麗な青い海に行きたくなるはずです。
欲がなければ人は家から出なくても楽しく暮らしていけるのですが、人は欲深いもの。ハワイの綺麗な海を彼女は見たいと思ってしまいます。
恋愛映画なのでキュンともしますが、ラストは若干狂気も感じる内容になっています。
この作品を観た方は、絶対ハワイに行きたくなること間違いなしの映画です。
3. 外国の風景が浮かぶ映画
ミッドナイト・イン・パリ(2017・スペイン/アメリカ)
雨の日のパリを歩きたくなるロマンス映画です。
主人公のギルが婚約者とのパリ旅行中に1920年代へタイムスリップをし、時代を行き来するうちに自分自身を見つめ直していく内容になっています。
この作品は西洋の芸術知識があるとより楽しめるのですが、あまり詳しくなくても、冒頭のパリの素敵な風景の映像、音楽、衣装、雨のパリや日差しが差し込むパリ、夕闇のパリ…と、様々な場面で幸せな気分になるかと思います。
特にラストの『パリは雨が一番素敵なの』という台詞と共に切り取られる街の灯りと雨。なんとも幻想的で、せわしない日常を忘れさせてくれるかのようで、観ていて気持ちがリセットされます。
雨の捉え方によってその人の感性や性格を表現しているのもとても良いですし、過去を懐かしむよりも今をいかに魅力的に生きるかというメッセージが込められているのも、この作品の大きな魅力です。
きっとこの作品を見ると、パリにも行きたくなるし、雨の日を楽しもうという気持ちにさせてくれると思います。
今回は羽鳥早紀が海外旅行に行きたくなるような作品を紹介しました。
家で旅行気分を味わうもよし、映画を観て実際に外に出かけるのもよし。楽しい夏休みをお過ごしください。ではまた。
【取材・執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集部)