大の映画好き・羽鳥早紀が厳選する“人生に影響を与えた映画3選”

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ABEMA『私の年下王子さま 100人の王子編』に出演し、モデル・女優として活躍中の羽鳥早紀

そんな羽鳥は年間365本以上の映画を鑑賞する大の映画好きで、
自身のInstagramでも #1日1映画 のハッシュタグで積極的に映画のレビューを発信しています。

今回はその中から『人生に影響を与えた映画3選』として、羽鳥の人生を変えたきっかけになったと言っても過言ではない映画を紹介していただきます!

※以下、映画関連の画像は公式ビジュアルを引用いたします。

羽鳥 早紀(はとり さき)

1992年7月19日生まれ、茨城県出身。
ABEMA『私の年下王子さま 100人の王子編』出演、ミス・ワールド・ジャパン2019で実行委員長賞を受賞するなど、モデル・女優として活動中。サッカー観戦や競馬予想など数多くある趣味の中でも、映画鑑賞は1日1本観るほど好き。

人生に影響を与えた映画 “第3位
怖いけど観たい。その欲求を呼び起こした映画『リング』(1998)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

「見ると一週間後に死ぬ」と言われている呪いのビデオテープを巡るジャパニーズホラー映画の火付け役となる作品です。

私が初めて観たのは友人の家。
それまで家では、母親がホラー系が苦手で一切観させてもらえませんでした。そんなホラー映画初体験の私は、最初は暢気におやつを食べていたのですが、井戸が映し出された瞬間から、あのおどろおどろしさに怖気付きテーブルの下に隠れながら観たのを今でも鮮明に覚えています。

「怖いけど観たい。」
その欲求を呼び起こしたのがこの作品です。


こんなにビデオテープとブラウン管テレビに対して、トラウマを植え付けた映画は他に無いです。今でもどのホラー映画の中でも群を抜いて怖いです。

私がホラー映画やスリラー映画を好きなのは、この作品より更に上の恐怖があるのではないかと模索しているからだと思います。ですから私のホラー映画のベースは、リング基準で観ていると言っても過言ではないです。

ホラー好きの原点はこの作品です。

人生に影響を与えた映画 “第2位
映画鑑賞の概念を変えた映画『戦艦ポチョムキン』(1925)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

第一次ロシア革命の歴史的事件 “ポチョムキン号の反乱” をテーマにしている作品です。

およそ100年前のプロパガンダ映画ですが、無声映画時代でもっとも有名な編集テクニックが組み込まれている作品かもしれません。

この作品との出会いは、大学2年生のとある講義でした。それまであまりモノクロ映画、無声映画というものに触れてこなく正直小難しい感じがして敬遠していました。しかしこの作品を観たとき衝撃が走りました。無声映画でもこんなに迫力があり威力があるのかと。

冒頭は目を覆いたくなるシーンもありますが、映画は理想だけでなく現実や過去を見せてくれる。

この作品をきっかけにモンタージュ映画というものを知り、「映画史をもっと学びたい、沢山の映画に触れたい」と思わされました。

また、それまで映画を観た後の感想が「面白い」「つまらない」の二択の感想だけで終わっていたのが、なんて勿体ないことをしていたのだと今までの人生を後悔させる程の衝撃を与えました。

私の映画を鑑賞する際の概念を変えてくれた作品です。

人生に影響を与えた映画 “第1位
客観視した自分と向き合う大切さを知った映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)


羽鳥早紀のアイコン画像羽鳥早紀

ある移民の母子の過酷な運命を、我が子の為に全てを投げ打つ主人公セルマがミュージカル調で痛切に描いた作品です。

鬱映画と巷では言われる程、最後まで救いがない作品ですが、私にとっては救われた作品です。

この作品を初めて観たときは人間関係や理不尽な環境に悩んでいた時期で、ちょっと私自身病んでいたのかもしれません。悩みすぎて寝られなくて映画を観ようと思い、ふと選んだのがこの作品。

セルマは子供が全盲になると分かっていても産みました。それはセルマの自己満足でそのツケがあの結末なのだと思います。作品を観終わると、自分の全て願望だったのだと思わされ、ガーンと頭を打たれたような衝撃でした。

自分の理想の人間関係を築こう、自分はこうしたいのに思い通りに行かない…全部が “自分” で結局自分が満足していないから悩んでいるのだとこの作品を通して気付かされました。

これ以降、悩んだときはまず「自己満足になっていないか…」と一度考えるようになったきっかけを作ってくれたのがこの映画で、大切な作品です。


今回は羽鳥早紀が自分の人生に影響を与えてくれた作品を紹介しました。
名作揃いですが、皆さん気になる映画はありましたか?

あなたの “人生を変えるような映画” と出会えることを願っています。ではまた。


【取材・執筆】
新保紘太郎(プラチナムタイムズ編集部)

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