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「グラビアじゃ◯◯が増えない」と悩みも告白。ミス週刊少年マガジン・天野ききが大好きなグラビアをとことん語る

2021年「ミスマガジン2021」でミス週刊少年マガジンに輝き、グラビア、女優、さらにはガールズグループ「Shibu3 project」でも活動する天野きき

特にグラビアアイドルとしての活躍は目覚ましく、「週刊少年マガジン」「ヤングマガジン」「STRiKE!」など数々の雑誌で魅力的なグラビアを見せている。

さらに人のグラビアを鑑賞するのが好きという天野に、好きなグラドルや自身のグラビアへのこだわり、さらにグラビアでの悩みまで、とことんグラビアを語ってもらった。

※バラエティー番組が喜びそうな知られざる “逸材ぶり” が発覚した記事はこちら

天野 きき (あまの きき)

2005年1月11日生まれ、東京都出身。
2018年に原宿・竹下通りでスカウトされ芸能界入り。2020年にミスiD2021ネクストアクトレス賞を受賞。2021年にはミスマガジン2021で「ミス週刊少年マガジン」と「ゲームアイドル部門」をW受賞。女優として舞台や映画出演を果たす一方、2022年3月にガールズグループ「Shibu3 project」に所属。「Shibu3 project」は2ndアルバム「THE YOUTHFULL DAYS 」発売を記念した、初の東名阪ツアー2022「THE YOUTHFULL DAYS TOUR」を大阪11/12、名古屋12/3、東京12/10で開催することが決定!!

グラビア愛好家の天野ききとして『「この子の体に触りたい!」という子に惹かれます』


──天野さんはグラビアアイドルとして活動している一方で、インスタグラムのプロフィールに「グラビア愛好家」と書くほどのグラビア好きです。グラビアはいつから好きなんですか?

天野きき(以下、天野):お父さんが毎週「週刊ヤングマガジン」を買っていて、表紙を飾る女の子の体が大好きで、いつもかわいいなと思いながら見ていました。最初に好きになったのはこじるりさん(小島瑠璃子)です。もともと顔が好きだったんですけど、体もスレンダーで、レインボーやオレンジの原色のビキニでビーチに立つ写真がすごく印象に残ってます。でも、本格的にグラビアを好きになったのは、私自身がやり始めてからです。

──今はどんなタイプのグラビアアイドルが好きですか?

天野:以前はこういう人になりたいという人に惹かれていたんですけど、今は「体がいい。この子の体に触りたい!」という子に惹かれます(笑)。
今、「うわっ、いいな」と思うのは沢口愛華さんや、頓知気さきなさんです。お二人ともタイプは違うんですが、沢口さんはまず顔が好き。あと私は身長が高くない子が好きで、沢口さんは胸だったりついているところにはついている体で、グラビアでの表現力もすごい。頓知気さんは笑顔がかわいくって、日本っぽい浴衣が似合いそうなところも好きです。


──触りたいが基準って、なんだかおじさん臭さも(笑)。2020年にミスiDを受けたときは女優志望でしたよね。その後、どうしてグラビアをやることになったんですか?

天野:ミスiDの頃は自分がグラビアをやるとは思っていなくて、グラビアは見るものという印象が強かったんですけど、事務所の先輩で「Shibu3 project」の先輩でもあるミスマガジン2020グランプリの豊田ルナさんと何度かお話をさせていただく機会があって、そこからグラビアを自分でもやるイメージができてきました。

──豊田さんからアドバイスはあったんですか?

天野:ミスマガのオーディションを受ける時に、いろんなアドバイスをいただきました。「もともとファンがついている子も受けるので、その子たちに勝つためにも地道にSNSを頑張ること」と言われたり、SHOWROOMのやり方だったり、オフショットの出し方だったり、ほかにも細かいことでたくさん教えてもらいました。

──豊田さんに以前インタビューした時に、当時のオーディションを受けた中では一番芸歴も長く、知名度もあったので負けられないプレッシャーがあったと聞きました。天野さんもミスマガで賞を取らなきゃというプレッシャーは感じていましたか?

天野:るんちゃん(豊田ルナ)がグランプリを取っていますし、ミスマガの期間中はるんちゃんや「Shibu3 project」のメンバーがTwitter でも応援してくれたり、良い意味でプレッシャーかけてくれて、私が取らないわけにはいかないなという想いはめちゃめちゃありました。


──水着での仕事自体が、2021年のミスマガジンが初めて?

天野:その前にカメラテストはあったんですけど、表に出る仕事はミスマガのベスト16が初めてです。モデルさん自体もあまりやったことなかったので、撮られた写真を見て「えっ、私ってこんな顔なの? こんなに目が小ちゃかったっけ?」と、鏡で見ている普段の自分と違って、いろいろと不細工でした。だから「大丈夫かな?」と心配もあって。

ベスト16に残った子の中にはすでにグラビアを経験している子も何人かいて、ベスト16の子たちの水着を見ながら「グラビアでの自分の武器っていったい何だろう?」とずっと考えていました。胸が大きいとか、くびれがすごい、顔がすごく綺麗とかいろいろ武器はあると思うんですけど、当時の自分にはこれというのがなくて。やばい、私キャラ薄いと思ってました。YouTubeでの特技披露でも早口言葉をしていて、後から意味のわかんないことをしてしまったと反省しました(笑)。

学校でのグラビアは「隣の席にこんな子が座っていたらいいな」と思ってもらいたい


──ミスマガジン2021では、見事「ミス週刊少年マガジン」と「ゲームアイドル部門」をダブル受賞。そこからグラビアという仕事を重ねていったわけですが、自分の武器は見つかりましたか?

天野:ミスマガの同期の山岡雅弥(ミスヤングマガジン)とは同じ17歳で仲がいいんですけど、雅弥ちゃんはお胸もお尻ももうダイナマイト&ダイナマイトだからそれが武器なんですけど、私はそうじゃない。けれど、ミスiDでもコンセプトにしていた「どこにでもいそうだけど、実はいない子」になりたい。そういう等身大のグラビアって受けるんじゃないかなと今は意識しています。

──天野さんは自分の魅力をすごくよく分かってますよね。一方で、その普通っぽいけど違う感じをグラビアで表現するのはなかなか難しい。

天野:ヤンマガWebの企画で天使と悪魔グラビアがあったんですが、私は悪魔の方、セクシーな路線のグラビアが苦手で……。例えば大島璃乃ちゃん(ミスマガジン2021審査員特別賞)は悪魔でもすごくかっこよくセクシーでよかったんですけど。でも逆に学校でのグラビアは私、すごく得意です。SNSのフォロワーさんも目に見えて増えたし、学校を卒業してJKじゃなくなったらどうしようって思ってます(笑)。

──その得意とする学校のグラビアで意識していることはありますか?

見ている人に「隣の席にこんな子が座っていたらいいな」と思ってもらいたくて、自分からカメラマンさんに「この席に座って、こう撮りたいです」と伝えています。同級生にいそうだというものも見せたいし、その中でもドキッとさせるような表情もしたいと思ってます。そもそも学校で制服から水着に展開するって、よく考えると意味がわかんないじゃないですか(笑)。でも、そこもグラビアの良さでいいなと思いながら、ポージングや表情を意識してます。


──学校、制服のグラビアだと「STRiKE!」のグラビアは、すごく好きでした。

天野:ありがとうございます。あのグラビアは、周りでもすごく好評で嬉しかったです。グラビアだとセーラー服もブレザーも何でも着せてもらえるから楽しいです。ポロシャツ制服は特に好きで、「blt graph.」で綺麗に撮っていただいたグラビアも好きです。

私は明るく元気と言っていただけることが多いんですけど、チアガールのグラビアは私の良さがそのまま出せたんじゃないかなって思ってます。その一方で、明るいだけじゃなく、悩んでる顔、考えてる顔も私にしか出せない表情で、そういうエモいグラビアを「STRiKE!」では見せられたかなと思ってます。

──ミスマガ2021のメンバー全員で合コンをしたら、最終的に天野さんが男性人気が一番高そうな気もしてます。かわいいし、安心感もあるので。あとグラビアだと立ち姿も綺麗だなと感じています。

天野:やったー!身長の割に意外と足が短いんで、全身を撮られる時は実はすっごくかかとを高くして伸ばしてます(笑)。

ミスマガを受けた頃は胸があまりないのがコンプレックスで、大きな胸の人と一緒に並ぶのがすごく嫌だったんですけど、今はリンゴジュースを飲んだりして、自分なりに頑張ってて少しずつ少しずつ成長させています(笑)。あとお尻の形も自分では嫌いで、もっとクイッと上げたいと思っていろんな方法を試していて、1年前よりもずっと自分のお尻も好きです。

本当はるんちゃんや、菊地姫奈ちゃんみたいなくびれが大好きなんですけど、骨格的にくびれがあんまり出なくて。それでも腹斜筋を鍛えたり、今頑張っている途中です。


──以前よりもずっとグラビア向きの体になっている印象を受けていましたが、そうした努力の賜物だったんですね。菊地さんとは先日、マガジンの表紙でもグラビアで共演してましたね。

天野:姫奈ちゃんは以前はモデルさんみたいなスレンダーという感じだったんですけど、今はグラマラスでボン、キュッ、ボーンでした。あと、胸も触らせてもらったんですけど、ずっしり重くてうらやましかったです(笑)

素の私にしか見られない表情、魅力でドキッとさせるグラビアを


──天野さん自身がグラビアを続けて成長してきた部分はどこですか?

天野:グラビアでの表情がやっと身についてきたかなって思います。それまでは笑顔か真顔っていう二択だったんですけど、笑顔の中にもふんわりした笑顔や活発な笑顔、優しく笑う笑顔とか色々あるのがわかってきました。

撮影を盛り上げるために「かわいい」とスタッフさんが言ってくれますけど、春頃からそれだけじゃなくカメラマンさんに「いい表情」と言ってもらえるようになりました。私をグラビアデビューから見てくださっているマガジンのスタッフさん、メイクさんにも褒めてもらうことが増えました。


──逆にグラビアでの悩みはありますか。

天野:「Shibu3 project」で1000人の箱を埋めるという目標が全然達成できてなくて。
グラビアをする前からずっと私を応援してくれるファンはすごく根強くて、いつも来てくださるんですけど。そこからあまり増やせてないんです。もちろんミスマガに出てから知名度も上がったし、SNSのフォロワーも目に見えて増えたんですけど、実際に会いに来てくれるファンも増えてほしいと思っています。

──グラビアのファンをグループに持って来れないという悩み、NMB48の本郷柚巴さんも取材したとき話してました。似て非なるものというか、アイドルファンの中には水着になってほしくない人もいる。

天野:そうなんですよね。グラビアを始めて離れたファンもいますし。グラビアは見るものだから、会いに行くものじゃないから難しいです。


──最後にグラビアで今後叶えたいことを教えてください。

天野:グラビアって年齢が上がるにつれて大人っぽい路線になる方が多いじゃないですか。そっちの、大人っぽくてセクシーなグラビアにチャレンジしてみたいというのはずっとあるんですけど、今はまだそのイメージができてなくて。でも、年齢が上がるにつれて、こういうグラビアいいなというものにたくさん出会えると思ってます。

今は、等身大の私。女子高生であったり、元気だったり、素の私にしか見られない表情、魅力でドキッとさせるグラビアをしたいです。


【取材・撮影】
徳重龍徳 (ライター) @tatsunoritoku